心を空に

心を空にする人は

定まった意見なんか持たない



世の中にいても

囚（とら）われないでいます


心は

誰に対しても自由でいられます


人々はみんな

口や耳や眼を働かせ

あれこれ言ったり　見張ったりしますがね



道（タオ）の人は

幼い子みたいに

・・・　微笑んでいます

無が為す ２

「無が為す」です


「無」という道（タオ）の働きは

大きなサイクルで

ことを整えてゆきます


人は

時には　この「無が為す」ままに

任せたらどうでしょうか


言いかえると

自分の内に動く自然なリズム

・・・　それに従って生きる

ということです



頭だけでは見えないもの

そのことに注意を払わないと

道（タオ）につながる自分を見失ってしまう

・・・　と老子はいうのです