先日、大学院生達と一緒に山東省図書館へ行ってきました。
山東省図書館
http://www.sdlib.com/
事前にネットで色々と調べていったのですが、ネット情報では日本語文献は「日文图书1万余册」と出ていました。
また、「山东省图书馆(略)是中国十大图书馆之一」と出ていて、なかなか期待出来ると意気込んで向かいました。
済南大学からはバスを乗り継がないといけないので、私の大学からは所要時間は1時間半ほど。
山東師範大の院生達と待ち合わせ、そこからだとバスで約30分で着きました。
構えはいかにも「中国十大图书馆之一」という感じで立派な建築でした。
中に入ると、まずは荷物をロッカーに預け、それから筆記用具などだけ持って各図書室に入室できます。
中国人は身分証、外国人の場合はパスポートを持っていくことを忘れずに。
館内は暖房が入っているので、冬もそれほど済南の寒さを気にせずに読書ができます。
ネットから頂いた館内の写真。
さて、肝心の所蔵文献・資料についてです。
ブログタイトルからもお分かりのとおり、結果は散々でした(涙)
まず、日本語文献は確かに「1万余册」あるのでしょうが古いものばかり。
どれも10-20年以前の本ばかりで、最新の研究成果を知るのはまず無理でしょう。
また、辞典類もありますが、同じく古いものばかりでした。
次に、日本語の新聞ですが、これは司書さんに聞くと「没有(ありません)」との返事でした。
そして、日本の学術雑誌に関しても全くないに等しく、その中でなぜか『東洋経済』だけが揃っていました。
しかし、歴史系の『歴史学研究』、『歴史評論』、『日本史研究』、『史学雑誌』などといったものは皆無でした。
(歴史に関係するものといえば、『東洋学報』のみが所蔵)
なお、日本の雑誌より、韓国系の学術雑誌と思われるものは比較的数が多いようにも感じられました。
時間の関係でほんの数時間しか滞在していないので、完全に状況を把握できたわけではありません。
ただ、以上のような状況でしたので、正直、今後、わざわざ日本語の文献や資料を求めて、山東省図書館へ行く機会はないでしょう。
今後は、あそこの中国語文献・資料で研究に使えそうなものを探していこうと思っています。
恐らく、中国語のものなら、研究に関係する相当な数の文献・資料が読めるはずですので。
何しろ、「中国十大图书馆之一」ですから(苦笑)
しかし、最新の日本語で書かれた研究書、或いは、関係資料がほぼ読めない環境にまた戻ってきたのは認めないといけません。
ここは以前暮らしていた上海とは大きく違う環境であることを改めて実感しました。
やはり、中国でまずは北京、次に上海の図書館はダントツの本の所蔵量を誇っています。
山東省図書館になると、確かに中国ではよい図書館なのですが、北京国家図書館と比べると三分の一、上海図書館の半分程度しか本がありません。
加えて、最新の研究書などは北京、上海の順で流れているので、やはり北京か上海でないと日本の研究状況を正確に把握することは無理でしょう。
ですから、現在の私にとっては日本への帰国期間がこれまで以上に重要になってきました。
よく考えれば、上海にいたときよりも、日本では日本の研究書、資料購読や分析、中国では中国語文献、資料の分析に専念というように、研究のターゲットが絞りやすくなったとも言えます。
ま、そのようにプラスに考えて研究を進めていこうと思います。
実際、上海の時より、トータルで見ればプラスとなっている面が多いのも事実ですし。
どこへ行っても良い面を見ていけばいい、そう考えていれば何とかなるもんです。
山東省図書館
http://www.sdlib.com/
事前にネットで色々と調べていったのですが、ネット情報では日本語文献は「日文图书1万余册」と出ていました。
また、「山东省图书馆(略)是中国十大图书馆之一」と出ていて、なかなか期待出来ると意気込んで向かいました。
済南大学からはバスを乗り継がないといけないので、私の大学からは所要時間は1時間半ほど。
山東師範大の院生達と待ち合わせ、そこからだとバスで約30分で着きました。
構えはいかにも「中国十大图书馆之一」という感じで立派な建築でした。
中に入ると、まずは荷物をロッカーに預け、それから筆記用具などだけ持って各図書室に入室できます。
中国人は身分証、外国人の場合はパスポートを持っていくことを忘れずに。
館内は暖房が入っているので、冬もそれほど済南の寒さを気にせずに読書ができます。
ネットから頂いた館内の写真。
さて、肝心の所蔵文献・資料についてです。
ブログタイトルからもお分かりのとおり、結果は散々でした(涙)
まず、日本語文献は確かに「1万余册」あるのでしょうが古いものばかり。
どれも10-20年以前の本ばかりで、最新の研究成果を知るのはまず無理でしょう。
また、辞典類もありますが、同じく古いものばかりでした。
次に、日本語の新聞ですが、これは司書さんに聞くと「没有(ありません)」との返事でした。
そして、日本の学術雑誌に関しても全くないに等しく、その中でなぜか『東洋経済』だけが揃っていました。
しかし、歴史系の『歴史学研究』、『歴史評論』、『日本史研究』、『史学雑誌』などといったものは皆無でした。
(歴史に関係するものといえば、『東洋学報』のみが所蔵)
なお、日本の雑誌より、韓国系の学術雑誌と思われるものは比較的数が多いようにも感じられました。
時間の関係でほんの数時間しか滞在していないので、完全に状況を把握できたわけではありません。
ただ、以上のような状況でしたので、正直、今後、わざわざ日本語の文献や資料を求めて、山東省図書館へ行く機会はないでしょう。
今後は、あそこの中国語文献・資料で研究に使えそうなものを探していこうと思っています。
恐らく、中国語のものなら、研究に関係する相当な数の文献・資料が読めるはずですので。
何しろ、「中国十大图书馆之一」ですから(苦笑)
しかし、最新の日本語で書かれた研究書、或いは、関係資料がほぼ読めない環境にまた戻ってきたのは認めないといけません。
ここは以前暮らしていた上海とは大きく違う環境であることを改めて実感しました。
やはり、中国でまずは北京、次に上海の図書館はダントツの本の所蔵量を誇っています。
山東省図書館になると、確かに中国ではよい図書館なのですが、北京国家図書館と比べると三分の一、上海図書館の半分程度しか本がありません。
加えて、最新の研究書などは北京、上海の順で流れているので、やはり北京か上海でないと日本の研究状況を正確に把握することは無理でしょう。
ですから、現在の私にとっては日本への帰国期間がこれまで以上に重要になってきました。
よく考えれば、上海にいたときよりも、日本では日本の研究書、資料購読や分析、中国では中国語文献、資料の分析に専念というように、研究のターゲットが絞りやすくなったとも言えます。
ま、そのようにプラスに考えて研究を進めていこうと思います。
実際、上海の時より、トータルで見ればプラスとなっている面が多いのも事実ですし。
どこへ行っても良い面を見ていけばいい、そう考えていれば何とかなるもんです。
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