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超犀門的日常身辺雑事控

from Musashino
since December 8, 2009

19冊

2016-07-03 | 読書
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先月も時代小説を中心とした読書生活でした。

何冊か振り返っておきましょう。



#106【我が家のヒミツ】奥田英朗 集英社
久々の奥田作品。自分が中年街道まっしぐらなので、「正雄の秋」や「手紙に乗せて」が沁みた。


#107【雪の鉄樹】遠田潤子 光文社
信頼する書評家 目黒考二さん が本の雑誌社の炎の営業部長 杉江さん に強烈に勧めてた作品。確かに見事に引き込まれたけど、ラストはそんなに感動的でもなかったかな。感性の相違だ。


#108 #110【燃えよ剣】上下 司馬遼太郎 文藝春秋
府中の暗闇祭り事をTwitterで呟いたら 風轍さん からこの本を勧められた。なるほど、今でこそそんな風習はないが、当時の大らかさ?フシダラさ?は衝撃でもあった。そして何より、最後まで喧嘩を貫き通した土方さんの生き方が魅力的だ。


#109【あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入】椎名誠 角川書店
あや探には続々と新メンバーが加入してる。遂には浮き球三角ベースボールでもお馴染みの大阪のヤブちゃんまでw。実に羨ましい。


#115【赤毛のアンナ】真保裕一 徳間書店
切なさで胸がいっぱいになってしまった。


#116【銀座の酒場を歩く】太田和彦 ちくま文庫
やはり銀座は敷居が高いわ。


#119【辛夷の花】葉室麟 徳間書店
直木賞作品【蜩ノ記】以来の愛読作家。今回も根底に流れるのは『静謐な生き方』。痺れます。



さぁ、今月もガシガシ読みますよw。

訃報

2015-11-25 | 読書
何気なく入った新宿の某書店。

新刊本の棚を眺めた後に、その脇の狭い通路をすり抜ける。

目をアチコチ向けたその先に、思いがけない掲示を発見。



《 宇江佐真理さん追悼コーナー》



えっ、亡くなったの?。

嘘でしょ?!。



…11月7日だったそうだ。

まったく知らなかった。



慌ててネット検索。

関連記事はこちら



…うーむ、乳ガンか。

しかも、66才だよ。



髪結い伊三次捕物余話シリーズを中心に、端から作品を読んでる大好きな作家だった。

いや、現在形で「大好きな作家なのです」が正しいか。

この訃報を知らなかったことも含めてひたすら悲しい。

慎んでお悔やみ申し上げます。

先月発売されたばかりの最新刊「竈河岸」は心して読まないと。

合掌…







…追記

これは今朝の出来事。

中学の同窓生掲示板に訃報が投稿されていた。

3年の時には同じクラスだった。

ここ数年続いてる同窓会に顔を見せる事はなかったが、彼女のことはよく憶えてる。

こんなに若くして旅立つなんて…。



彼女にも心から哀悼の意を。

安らかに…。




ワニ目画伯のブックカバー

2015-11-11 | 読書
穏やかな秋晴れ。

そんな空模様に反して、毒物による殺人事件を題材にした箒木蓬生の『悲素』と向かい合ってる主です。

さて、過日開催された神保町ブックフェスティバルにてゴンドラ販売された本の雑誌社の特製ブックカバーの話。

残念ながらフェスティバルには行けなかったので、後に案内された通信販売で注文しておいた。

そう、どうしても手に入れたかったのだ。

古風な現金書留で代金を送付。

手数料が意外に高くて驚いたw。


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そして、9日に現物が届いた。

ジャーン。



早速、手元の文庫本に装着。

むふっ、良いではないか。



シーナさんの盟友でもある専属イラストレーターの沢野ひとし画伯が動物を描いている。

味わい深いタッチは永遠に不変。

電車の中で本を開く時に少々気恥ずかしい気もするが構うものか。

白ベースなので汚れないように大切に使わねばね。


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…という訳で、この2つには暫く休憩してもらう事に。

お疲れ様!。

あっ、黒革のは外出の時などにも使っていたけど、鬼太郎の父さんのは自宅用(ソローの『森の生活』がずっと収まってる)だからねw。






大切な追伸、



宛名はとても美しい手書き文字だった。

営業事務の浜田さんの手によるものだろか?。

Twitterで聞いてみるかw。





そしてこちらは購入を見送った別バージョン。

堂々と「本の雑誌」と名乗ってるのでカッコ良いのではあるが、2つも買えないのでねw。

秋は読書でしょ。

2015-09-25 | 読書
すっかり秋ですな。

秋と言えばアレコレ楽しみがあるようですが、私の場合は…

食欲?。

秋だからって特に増進することもありません。

これが食べたい!って物も特にありません。

サンマも1度食べれば満足。

マツタケ?。

食べません。

いや、その前に高くて手が出ません。

スポーツ?。

浮き球△野球のシーズンも終わりに近づき、これからはご近所への散歩程度しか身体を動かす機会がないのが現実。

芸術?。

とんと縁がないなぁ。

で、残るは読書。

やはり秋は読書でしょ。

本を読むに限ります。

って、何せ軽度の活字中毒でありますから、シーズンに関係なく、大袈裟に言えば貪るように本を読んでおります。

前にも書いてるように、8割は時代小説。

池波正太郎や藤沢周平あたりに感化され、もう面白くて堪らない。

あっ、北方謙三の時代小説もたくさん読んだな。

そして今は、これ!。



宇江佐真理!。

今年の192冊目。

そして控えしは…



沖田正午に鳥羽亮。

その他には…岡本さとる、稲葉稔、風野真知雄、小杉健治…らのシリーズ物をひたすら追い掛けてます。

あー、楽し。

秋の夜長。

これから小一時間ほど宇江佐ワールドに浸ります。