tapestry

超犀門的日常身辺雑事控

from Musashino
since December 8, 2009

『北斎のなりわい大図鑑』展

2019-04-30 | イベント
上野の東京国立博物館を後にし、アメ横で大して美味くもない(失敗だった)海鮮丼を生ビールで流し込むように食べ駅へ。
 
次は両国に向かいます。
両国と言っても相撲観戦ではありませんよ、【すみだ北斎美術館】です。
墨田区は、葛飾北斎が生まれ、生涯の殆どを暮らした場所なのですね。
 
 
駅から歩いて10分ほどで到着。
なかなか斬新な外観の美術館です。
こちらで
 
企画展『北斎のなりわい大図鑑』を鑑賞。
前回、六本木で『新 北斎展』を見て以来、どうやら北斎熱にうなされているようですw
 
さーて、展示品は『なりわい』と銘打ってる訳ですから、北斎の数多くの作品の中から江戸の町で展開されていた商売を描いた作品を筆頭に、富嶽三十六景などに描かれた職人の働く姿など、まさに当時の生活を緻密に描いた物ばかり。
中には、クスッと笑わせるような作品も沢山。
見ていて飽きることがありませんでしたわ。
 
そうそう、これらとは別に特筆すべき展示品があった!。
一つは『隅田川両岸景色図巻』。
これは100年以上も行方不明だったもので、奇跡的に海外で発見され墨田区が買い戻した物だとか。
両国あたりから吉原までの隅田川の両岸の景色が綺麗に描かれている。
展示されてるのは精密に復元したレプリカだけど、それでも充分に当時の風景がうかがえるのです。
余りの素晴らしさに、二往復してしまいました。
 
もう一つは『北斎漫画』。
 
 
こちらも複製品だけど、全10巻?(一部は修復中だった)が手に取って読めるのですよ!。
いやはや、これには(複製品だけど)興奮しました。
まさか、あの北斎漫画を実際にパラパラして読めるとは!。
 
そんなこんなで、北斎熱はまだまだ冷める事を知りません。
近々、別の美術館へも出向きますよ!。
 
 
【オマケ】
 
 

特別展『国宝 東寺 - 空海と仏像曼荼羅』

2019-04-26 | イベント
いやはや、すっかりブログ更新を怠けてしまっていた。
ここで気持ちを入れ替えて、溜まっているネタを徐々に公開していこう。
 
まずは、こちらから。
 
 
東京国立博物館にて開催中の『国宝 東寺 - 空海と仏像曼荼羅』に足を運んだ。

ポスターもなかなか荘厳。
 
どんな展示だったかは、以下に詳しい
 
 
空海が唐で学んできた『密教』は、天才空海 をもってしても言葉でその真理を説明するのが難儀らしい。
そこで、言葉の代わりに用いたのが『曼荼羅』と言われる物だ。
この世(全宇宙)の中心には『大日如来』がおり、その周りに菩薩、明王、天が存在し、人々が悟りを得る手助けをするとされている。
 
 
こちらがその曼荼羅、国宝である。
色彩も鮮やかであり、ついつい見入ってしまう。
 
他の展示品の様子は
 
 当然、展示品の撮影は禁止されているので、4枚ともトーハクの公式Instagramから借用した。
 
さて、の写真にも一部写っているが、いよいよメイン会場へ。
 
東寺の講堂にある21体の仏像の内、15体が展示されていた『立体曼荼羅』は圧巻の一言。
いやはや、言葉はいらないね。
この仏像たちをみて、自分の心がどうどう反応するかが大切だ。
『密教』を会得しようなどどは皆目思わないが、不思議に気持ちが穏やかになるのだ。
これで良いのだ。
 
そんな中、 一体だけ撮影が許されていたのがこちら
 
 
 
 
国宝『帝釈天騎像像』
木造彩色。高さ1.1m。
一面三目二臂、先が矢じり状に尖った金剛杵を右手に持った姿で白象の上に半跏し、左足を踏み下ろしている。
頭部は後補のため、平安期の他の像に比べて表情が穏やかと称される。

顔立ちがとても凛々しく、いわゆるイケメンでございました。
 
その他、空海が唐から持ち帰ったとされる儀式用の法具や宝飾品の数々。
更に、仏の姿を描いた絵画など、どれも東寺にて1200年も長きに渡って守られてきた貴重な品々だ。
 
なかなか現地へ赴いて貴重な仏像たちと対面する機会はないので、こうして東京で鑑賞できるのは大変有難いのだ。
 
 
この特別展の後、東洋館のトッパンミュージアムシアターで例によってVRで再現された『立体曼荼羅 空海 祈りの形』を鑑賞。
 
 
東寺の講堂に鎮座する全ての仏像たちが手に取るように目の前に現れる。
前回の『江戸城の天守』の時もそうだったけど、いやはやただ単にITを始めとする科学の発達で世の中が数段便利になっただけでなく、こうして「もはや本物か⁉︎」と見紛うほどに鮮明に目の前に展開されるのは素晴らしい事だ。
 
 
さて、次の目的地は両国!。
お楽しみに。
 
 
 
 
【オマケ】
 
 
 
 
 

ある文具店の終焉

2019-04-19 | 独り言
今回は新鮮なネタをお届けします。
4/18Twitterにこんな呟きが流れてきた。
 
 
当ブログでお馴染みの『中村文具店』さんがRTしてた。
そーか、あの『菊屋文具店』が閉店してしまうのか
 
犀門がこの街に引っ越してきたのは1992年。
その当時、この『菊屋文具店』は駅前の賑やかな表通りにあったのだ。
確か、間口は狭かったけど、奥行きがかなりある店舗だったと記憶している。
 
その後、ご多分に洩れずこの駅前にも再開発の波が押し寄せ、長年ここで営業していた店舗の多くが移転(または廃業?)を余儀なくされた。
 
次々にマンションが建設され、大きな商業施設が参入し、それに伴って多くの新しい住人がうじゃうじゃ移動してきた。
都会と田舎の狭間で、何処と無くのんびりと個性的だった駅前が、すっかり様変わりしてしまった。
いやはや、今はもう昔の面影は見つからない。
 
こんな流れの中、表通りにあった『菊屋文具店』は徒歩で5分程のひっそりとした裏通りに移転した。
店内はとても狭くなったが、ご主人は昔と変わらずに笑顔でお客を迎えていた。
駅前の商業施設には品数も多い立派な文具売り場があるが、 犀門はそこでは買い物をせずに『菊屋文具店』をずっと贔屓にしていた。
 
その思い入れのある文具店が遂に閉店してしまうのだ。
悲しい。
 
『売りつくしセール』か。
悲しくもあるけど、これは行くしかないな。
行ってご主人にきっちり挨拶をしておこう。
 
で、本日午前中に髪を切ってスッキリしてから行ってきた。
 
 
この姿を見られるのも、あと僅かなのだな。
 
一通り店内を見回った後、ご主人に挨拶をした。
これまでの経緯をチラッと話し、最後に「長い間、ありがとうございました」って。
 
勿論、買い物もしましたよ。
何せ『5090%引き』だからね。
 
 
上の2本は Pilot Juice up(黒とブルーブラック)。
下は最後の1本だった LAMY のボールペン(黒)。
3本とも定価の半額です。
 
 
LAMY 】のロゴが見えるかな?。
長いこと気になってた1本。
やっと手にできて嬉しい限り。
 
 
記念にチラシも貰ってきた。
これは保存版だな。
 
さて、月末の閉店までにもう一度来よう!。
 

裏高尾で観梅

2019-04-18 | 散策
いやはや、もう既に桜も散っていると言うのに恐縮ですが、前記事に続く裏高尾での梅散策ネタです。
 
 
……🐜🐜🐜……
 
 
高尾山口から京王線で高尾に戻り、北口のバス乗り場へ急ぎました。
 
はい、降り立ってみると「朝の混雑はどこへ?」って程に人の数が少なかったのでした。
 
やはりそんなに急ぐ事もない場合は、午後のこの時間で充分OKなのですね。
 
 
 
 
40分程待って無事に乗車。
 
降りやすいように一番前の席を確保。
 
 
小仏行きだね。
 
 
 
 
そして、旧甲州街道を走ること20分。
 
『大下』ってバス停で下車し、道を少し戻りつつ『木下沢梅林』を目指します。
 
10分程歩くと
 
 
中央高速の向うに約1400本が咲き誇る梅園が見えてきました。
 
さー、3年振りだ。
 
のんびり楽しもう!。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おっと、こんな感じでかなりの枚数を撮ったのだけど、どうにも『梅』ばかり(当たり前)でして、この辺で自粛。
 
 
 
このパノラマで無理矢理に締めてしまおう。
 
1時間半程の『梅散策』、堪能しました!。
 
 
 
 
ここからは帰路の記録。
 
 
モノクロに相応しい煉瓦製の橋梁。
 
 
 
『摺差』バス停近くの『峰尾豆腐店』。
 
この店には名物があるんですよ、うふふっ。
 
紹介は後程。
 
 
 
実に長閑な風景です。
 
 
 
ついつい見上げてしまう外環道。
 
これが高尾山を貫いてるのだよね。
 
 
 
まだまだ歩くよ。
 
 
 
 
 
モノクロ的風景。
 
「回覧板ですよーっ」。
 
 
 
『小仏関跡』にサンシュユが咲いていた。
 
 
 
『高尾駒木野庭園』で暫し休憩。
 
峰尾豆腐店で買ったおからドーナツで軽く糖分補給。
 
これが美味いんだな。
 
 
左足がまだ若干痛かったけど
 
 
何とか2時間弱?を歩破して高尾駅に到着。
 
いやぁ、とても良い気分転換になったし、何より心地良かった!。
 
お疲れ様でした。
 
 
最後に、駅舎内にある『Ichigendo』で買った天然酵母パン(かなり大きめ)を自宅に戻って食べた。
 
こちらも美味でありました。
 
 
 
はい、これにておしまーい。
 
お付き合い、ありがとうございました🐜

599

2019-04-17 | 散策
 
さーて、不思議なタイトルで始めてみましたが、内容は別に不思議でも何でもありません。
 
この日(3月某日)は3年ぶりに裏高尾の『木下沢梅林』へ出掛けるべく朝から動いて高尾駅に着いたのですが、目的地へ向かうバス停は大混雑。
 
そう、まさに『高尾梅郷梅まつり』の真っ只中でしたからねー。
 
それにしても凄い混雑。
 
念の為にバスの運転手に聞いてみたところ、「この時間帯は同時に2台のバスを出してるけど、それでも全然乗り切らない程の客が押し寄せてる」とのこと。
 
いやはや、これでは次のバス(1時間後)でも乗れる見込みがないじゃないか。
 
そこで考えた。
 
観梅の後に行くつもりだった『599ミュージアム』へ先に行ってしまおう!。
 
おっ、ここで出ましたね『599』。
 
気になりますか?w
 
ふふふっ。
 
………🐜🐜🐜
 
こうなると行動は早いです。
 
高尾駅から京王線に乗り、高尾山口駅へ。
 
 
新装された駅舎は、あの隈研吾氏の設計らしいね。
 
高尾山へ向かう登山者を横目に、裏道を暫く進むと
 
 
 
ありました!。
 
おー、とても良いロケーションじゃないか!。
 
 
 
はい、『Takao 599 Museum』です。
 
ここ、ずっと焦がれていたのですよ。
 
やっと来れました、はい。
 
 
 
 
いざ!。
 
 
 
 
こんな剥製がお出迎え。
 
そして
 
高尾山に生息する昆虫類の展示。
 
凄い種類です。
 
 
高尾山はスミレの宝庫ですが、その他にも自生する植物が綺麗に展示されていました。
 
なかなか見応えありです。
 
余りに興味深いので、2周したかと思いますw
 
 
俯瞰してみる。
 
 
 
このロゴもイカしてる。
 
 
 
お土産は定番のポストカード。
 
 
 
 
そして、山登りのルートマップ。
 
暖かくなったらこれを持って歩こう!。
 
 
 
 
さー、これで2時間ほど潰せたので、高尾駅に戻るかな。
 
つづく。
 
 
 
 
追伸
 
599』は高尾山の標高でした!。