不老愚 助光 れいん坊

嘘、誤魔化し、怠慢を憤り、愛情、親切、思いやり、を喜び感動を記事にしています。

フランスで暴動・・・

2005-11-08 11:12:53 | 不老愚の仮眠愚アウト
これは植民地政策のつけが回って来たものだ。
フランスは北アフリカを植民地として永いこと支配して来た。侵略・略奪・拉致と言ったやりたい放題の限りをして、アラブ・イスラムの人達からとても拭い得ない深い恨みを残して居る。
 第二次大戦後植民地が解放されると北アフリカから移民として大勢の人達がフランスに流れ込んで来た。表向き「自由・平等・博愛」をモットーとするフランス人はこれ等の人々を受け入れた。
 ところが誇り高きフランス人はこの移民達を「フランス文化に同化させる事」に依って受け入れようとした。これがフランス人の自惚れに起因する大間違いだった。
フランス人は「フランスの文化は世界一だから、みんな喜んで同化するだろう。フランス文化は世界中から崇め尊ばれている」と信じて疑わない。とんでもなく・哀れな程の自惚れだ。
然し アラブ・イスラム文化何千年の歴史に比べれば、フランス文化なんて未だ駆け出しの「洟垂れ小僧」に過ぎないのだ。移民達にはそのプライドが有った。
ただ 彼ら移民達は貧しく弱い人々だった。けれどもどんなに差別され、苛められてもフランス文化には「同化」しなかった。
フランス人は「同化」しない移民達を徹底的に軽蔑し差別した。そしてこんにち迄溜りに溜まった怨念と言うガスに火がついたのだ。
これは 問題の根幹をフランス人が認識しない限り解決はしないだろう。移民達は二世の世代になった。フランス語しか話せないけど、フランス人と認定されないフランス人達の怨念のが収まるには時間がかかるだろう。