娘の嫁ぎ先の舅が入院しました。脳梗塞で倒れたのですが、入院先の病院で検査をしたところが胃癌が見つかりました。それも末期的なもので、発見が遅れたのでもう手術をしない事になりました。
入院して直ぐ 個室の病棟へ移されまして、姑と息子(娘の旦那)と娘の三人で病人を見守りながら、ふと姑が言いました「お葬式は どんな段取りにしようか?」すると息子が言いました「未だ生きてるのに何て事を言うんだ!!」
当の病人本人は、まさか枕元でそんな相談がされてるとはつゆ知らず、睡眠薬が効いてスヤスヤと眠って居たそうです。確かにそう言う相談と言うものは、何時すべきかタイミングが難しいですね。
私の父親が亡くなった時は、葬式の段取りから自分の戒名まで遺言して逝ったそうです。所が 喪主をした長兄が、戒名を「○○院○○居士」とせよと親父が遺言したにも拘らず、「そんな戒名は坊主へのお布施が高くつく」と言って平凡な安上がりなものにして仕舞いました。周囲から其れを咎められたら「なぁに 死んだ者に判るもんか!」と言って嘯いて居ました。成程 死後自分の戒名を確かめる事は出来ませんからねぇ・・・
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