「敗戦記念日」 8月15日は俗に終戦記念日と言われて居ますが、実は「敗戦記念日」なのです。
あの 無謀な戦争をして、310万人の貴い命を失い、貴い文化、伝統を木端微塵に討ち砕いて仕舞った「敗戦記念日」です。
今尚 その傷痕は国中にシッカリと残り、悲しい記憶は消えて居ません。戦争体験者達の話を聞いても、メディアの報道も、政治家達の言い分も、決まってあの戦争の始まりは、諸外国に依るA,B,C,D(アメリカ、イギリス、中国、オランダ)ラインの締めつけで、経済封鎖が、軍部の暴発になった、と 全てアメリカを始めとするA,B,C,Dラインの所為にして居ます。そして敗戦の責任は、暴発した軍部に全て押し付けて結論付けて居ます。
果してそうでしょうか!?! 確かに軍部は暴走して勝てる見込みの無い戦争をしました。そして 其の無謀な軍部の行動を、止めようともせず、寧ろ煽る行動をしたのは、当時の政治家や、メディアです。そして無智な一般国民達です。
其処を冷静に総括して置かなければ、また いずれ愚かな政治家が現れて、「国土防衛」を唱えて<集団的自衛権>の名の下に、戦争を始めるかも知れません。
私達は お盆の「敗戦記念日」に 先人達の霊を慰霊するとともに、改めて不戦の覚悟をしなければなりません。