不老愚 助光 れいん坊

嘘、誤魔化し、怠慢を憤り、愛情、親切、思いやり、を喜び感動を記事にしています。

方丈記

2009-08-28 16:15:41 | 文学・歴史
鴨長明の随筆です。日本三大随筆に数えられる名作で、清少納言の「枕草子」、吉田兼好の「徒然草」、そして此の「方丈記」を言うそうです。
 「あさはあけぼの・・・」の枕草子は平安時代の言葉遣いが現代とかなりかけ離れて居て難解な部分が有りまして、私の理解力では苦労をします。
 「徒然なるままに・・・」の徒然草は其れに比べれば優しい言葉遣いで分かり易いと思いますが、やや宗教的の匂いがします。
 「方丈記」は鴨長明が「人とすみかの無常なる世間を逃れて、日野山の方丈の庵の生活に於いて獲得した、わが心のの安楽さと、その否定。」を主題として、書いたもので、其の文章は平易で私の様な者でも注釈無しで読めます。書かれた時代が鎌倉時代と少し現代に近いからでしょうか?其の冒頭の処
 『行く河のの流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。』は、世の無常を水の流れに例えてますが、此れは、のちに作られた「平家物語」の冒頭「祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響きあり。奢れるもの久しからず・・・盛者必衰のことわりをあらわす」の名文句に繋がって行きます。
 鴨長明は 下賀茂神社の禰宜になるのが望みでしたが、其れが後鳥羽上皇の思し召しで実現しかかった時に、惣官の祐兼が反対して実現しませんでした。其の蹉跌に依って 出家・遁世してしまいました。
 そこで 大原 方丈の地に庵を構え隠遁生活を送り、「方丈記」を編んだと伝えられています。

選挙の報道

2009-08-28 09:13:05 | 冗談囃子
新聞各紙が頻りと選挙結果の予測をしています。それもまるで喜んで踊って居る見たいな報道ぶりです。朝日新聞なんかは民主党320議席、自民党は100議席と書いて居ます。こんな事書いて大丈夫でしょうかね? おまけに森元総理や福田元総理が苦戦中と迄書いて居ます。
 余程自信が有っての報道でしょうが、もし 此れが外れたら新聞としての、情報収集能力並びに分析力、更に責任能力が問われます。「間違えた!御免御免!!」では済みません。
 考え様に依っては此の報道の有り方は「選挙妨害」とも受け取れます。つまり 民主党有利とジャンジャン唄うと民主党への反感を煽り、民主党候補の得票が減る可能性があります。そして「不利」と報道された森先生や福田先生が勢いを盛り返すかも知れません。
 即ち これ等は少なからず選挙に影響する報道です。此れを読んだ選挙民は自民党が「危ない!!」と思い、多くの票が自民党に流れる・・・とすると、「此れは自民党の意図的な工作だ!!」と勘繰りたくなりますが・・・だとすれば 仲々の高等戦術ですね。
 其の結果は今週の日曜日の深夜か、月曜日にはわかるでしょう。