ミホんち

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今月の一本

2018-02-21 11:46:00 | 映画・テレビの話
  東区っ子さんに頂いた伊予柑を
  ジャムに
 春までもう少しですよね

 60歳になって何が楽しみって映画がいつでもシルバー料金の1100円で見られるってことです。でも今度は水曜ならレディスデイで元々1100円やしなあ。。。1日はやっぱり。。。とか考えてしまいますやん。えーい!いつでも気にせずの映画鑑賞だい!と気を取り直す。朝一映画でみんな1100円だったけど出かけました。

  

 「はじめてのおもてなし」

 2016年 ドイツ ★★★★
 監督 サイモン・バーホーベン
 主演 センタ・バーガー

 ミュンヘンの閑静な住宅地に暮らすハートマン家の母アンゲリカ(センタ・バーガー)は家族に「難民を受け入れるわ」ときっぱり宣言した。教師を引退して生き甲斐を見失った彼女は、一日中ワインを手放せない。夫のリヒャルトは医師であるが迫りくる老いを受け入れられず怒ってばかり。息子は弁護士だが仕事中毒で妻に逃げられた。31歳の娘は自分探しがうまくいかない。

 ナイジェリアから来た難民の青年ディアロを自宅に住まわせる事になったが近隣の住民の抗議が極右の反対デモに発展するわ、ハートマン家にテロ疑惑をかけられるわの大騒動に。果たして、崩壊寸前の家族と、天涯孤独の青年は明るい未来を手に入れることができるのか。

 社会貢献をしたい、というよりもしなくては!という気持ちに追い立てられるように難民の青年を受け入れたアンゲリカである。助けてあげなくちゃ、という立場であったのに、いつのまにだか自分が救われていく道が描かれてるのよ。
 
 ご存知のようにドイツはナチスへの反動として他を受け入れる事が絶対正義のようになっており、現在も積極的に難民を受け入れる国である。しかし多くの国民の間には不協和音も漂っていることを隠さずに描き笑ってしまいながら考えてしまう。難民問題までは距離のある日本ですがコメデイから見てみませんか。

 KBCシネマは明後日23日まで。9:55スタートの1100円です。  
コメント (2)
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