日曜日は福岡国際会議場で開催された福腎協(福岡県腎臓病患者連絡協議会)の結成40周年の記念大会に参加しました。昭和48年に226名で出発した福腎協は主には透析患者さんで、現在5700名を越える大所帯となりました。
かつての透析は機械自体も少なく、治療は自己負担であり金の切れ目が命の切れ目と言われた時代もありました。そんな時代を先人の皆さんが訴え切り拓き戦ってこられての現在の誰でもが受けられる治療になりました。なのに患者会は加入頭打ちで増えません。患者がばらけていけば、そこからゴムが緩むように見直しという名の改悪が始まる気がしてなりません。
大会のスタートは40年の歩みが銀幕に流れました。その写真に30代のおっちゃんの姿を見つけ大笑いしつつこみ上げるもんもありだね。この人が30年近い年月を越えてジイサンになりながらもここにおるんやなあ、という感慨。その後の講演は福岡透析の父F見先生。77歳後期高齢者となりベンツを手放し無料パスにてバス通勤という話に笑う。きっと50周年大会記念講演は現在のおっちゃんの主治医ダンディH方だな。
そのダンディH方の司会で4名の先生による日本の透析医療を語るパネルディスカッションも面白かったです。多くの透析医は患者に寄り添おうとしてはると思うけれど福岡の医者ほど思いっきり寄り添ってくれる医師はないんじゃないか。この多くは福腎協役員さんの献身的なる働きかけだと思います。本当に熱心。
透析弁当の配布
え~~!透析ってこんなに豪華お弁当食べられるんだっけ?たんぱく27グラムはすごいなあ。ちょっとうらやましいけど、私はまだ15グラムで頑張りますよ。
そしてお弁当後は精華女子高校吹奏楽部による演奏会が一時間にわたって繰り広げられ、これがまあ素晴らしいっ!!ご存知のように精華女子高は常に全国大会で金賞の、部員数160名もの皆さんです。客席から「笑ってこらえてっ!!!」と声援も飛び大変な盛り上がりよう。指揮で顧問の藤重先生は梅沢富美男みたいで、笑いもとりながら演奏を進めなさり楽しいこと。お嬢さま方の弾けるような笑顔の舞台。きっと毎日頑張って頑張って頑張ってるんだよね。
誰かの頑張りが誰かの頑張りを励ますんだなあ、と大きな拍手を送りました。これからも、お互いの毎日がお互いを支え合うような患者会であってください。本当に楽しい大会でした。役員の皆様、ボランティアの皆様ありがとうございました。さあ50周年も元気に!