立場

通勤途中、進行方向に向かってタクシーが止まっていた。
そこへ向こうからワンボックスカーがやってきた。

細い道なのでそろそろと慎重にすれ違うワンボックスカー。

ここんところまるっきりのペーパードライバーとは言え、
運転者の気持ちはわかるので、携帯で通話中だったのだが、
そのまま手前で待機しながら運転者からは見えない中央部を見てあげていた。

するとそこへ後ろからやってきた小学生三人が
フツーにその間を通り抜けていった。

・・・・・

あれで当たったら当然「車」が悪いことになるんだよねー。
通学時間帯の通学路は自分らの道！みたいな無謀な態度に朝からムカついた。

親の顔が見たいぞ、チクショー！
　
　◆

人はみな「その立場」に立ってみないと、「その気持ち」はわからない。
それは痛みだったり、苦しみだったり、いろいろだけれど。

なんの障害もなく生きてければ、もちろんそれに越したことはないのだろうが、
苦しかったり悲しかったり辛かったり、
すればするほど強くなる。やさしくなれる。
そう思う。


当てられる方も、当たる方も痛いんだよ。