『Answer~警視庁検証捜査官~』第4話
新海 晶 … 観月ありさ
小暮 茂雄 … 片岡鶴太郎
長谷部 吉伸 … 五十嵐隼士
薄井 昭三 … 松重豊
永友 真一 … 田辺誠一
唐沢 潤平 … 橘慶太
幸村 勇 … 眞島秀和
有富 功 … 風見しんご
武邑 嗣雄 … 田山涼成
東出 祐介 … 遠藤憲一
橘 ひとみ … 西田尚美
小暮 遥花 … 金井美樹
基本的に捜査一課が無能すぎるよね。このドラマ。
どれだけ半端な送検ばっかりやってんのかと。一課の無能さを補う検証捜査課…いいのか、それで。
警視庁の捜査一課は優秀だというのをひっくり返す勢いである。
いやまあそういうスタンスのドラマは他にもあるんだけど、このドラマの場合、自分たちで無能さを認めている節がある。
新海の行動、気になる気になる~な感じの永友とか。
特に今回の展開ははっきり言って先入観と自供に依るスピード捜査で、結局当初被疑者だった女性は殺人未遂、真犯人は別にいた!という展開になった為、更に一課のいい加減さが目に余るのである。
とうとう検証捜査課の若造・長谷部にまで「被害者の身辺を調べるのは一課の仕事ですよねえ~」と言われてしまう始末。
某ドラマとは別の意味で無能過ぎるでしょう。
殺人の現場となった被害者の部屋は鑑識が入ったにも関わらず
新海が検証に入った時点で盗聴器発見!とか。
被害者の部屋のPC、押収してないとか。
被疑者の過去の洗い出しも中途半端。睡眠薬(しかも処方薬だと思う)で眠らせたなら、その線で被疑者の不眠症の経緯も分かりそうなもんだし、とにかく検証前の捜査が粗があり過ぎて、新海の検証に意外性が感じられないというのが難点。
今回は被疑者が女性でセクハラ問題が絡んでいたという意味もあって、女性の新海が最終的に真実に辿り着いたということで、ドラマ的には生々しすぎず涙を誘わないでもない結末ではあったが。
はっきり言ってもう永友のツンは戻ってこないと思う。
多分ずっとデレなんだな、1話だけだよ、まともなツンは。
それ以降はツンと見せかけたデレでしかない、私的に。
ある意味今期の『ハンチョウ』にも似たところがあるけど。
同じ警視庁の中であんまり対立構造ばっかり見せられても、視聴者としても身飽きてくるのは確かなんだけど、そもそも検証捜査課という陸の孤島みたいなところに表向きは左遷されたはずの新海が、誰からも疎ましがられずむしろ歓迎されてんじゃん、というのはどうなんでしょうか。
もともとそれは表向きで、真意は新海の能力を買った東出が引っ張ったというところなのは分かってはいるが、一課の皆さんたちはそれを知らないことになってるので、そういう解釈で脚本書いてくれないのか?
数件実績があるからデレちゃったって、なんか早過ぎてつまんない。
もちろん真実を追及するのにつまらないプライドは捨てて欲しいと一般市民としては思うけど。
というわけで、私としては検察事務員の橘さん(西田尚美)にツンの役割を期待しようと思う。
毎回出るわけではないようだが、今後きっと出て来てくれるはず。
信じてる。