ちょびっと♪日記

映画やドラマ、好きなモノについて、日々のいろいろなことをちょびっと♪書いてます。

anego~アネゴ~(最終話)

2005-07-05 | その他ドラマ
anego~アネゴ~最終回

自殺騒ぎである。

前半のバカっぽくて爽やかな奈央子と黒沢くんはどこへやら。
そもそも沢木なんかと不倫するからダメなんだよ~
・・・ていうか深刻すぎる。
でも今回で終わりなので最後まで見ることにする。

しかも株主総会の当日、マスコミも押しかけてるというのに。
沢木絵里子、どうして奈央子の会社で嫌味ったらしく飛び降りようとするんだ?
そこまでされて、奈央子の性格で会社辞めないでいられると思う?
ま、そういうことまで考えられないから病気なんだろうけどねぇ。
そして遺書は電子メール。時代は変わったなぁ。
でも私は電子メール遺書、なんかいやだ。

この自殺騒ぎでワイドショーや週刊誌の記事で血祭り状態の奈央子。
翌日には退職願を部長に提出します。
今時不倫くらいでこんな騒ぎになるか?とは思うけど。
実家に帰った奈央子のところに、父親に呼び出された黒沢くんが現れます。
で、例のプロポーズが蒸し返されるわけです。
「奈央子さんに結婚を申し込みました。」
反対する父に、母は
「50年後ならどうってことないでしょ、年の差なんて。
 だって女の方が寿命長いし。」
で、なんとなく結婚・・・て雰囲気になっております。

ワタクシとしてはここのところの描写がちょっと・・・
というより黒沢くんにプロポーズしてから沢木との不倫、
そして黒沢くんからのプロポーズに喜ぶ奈央子の心理描写が物足りない。
黒沢がダメなら沢木で、また黒沢に戻るって
もうちょっとはっきりした描写が欲しかったなぁ。
そもそももっと前からなんか納得できなかったんですよね。
奈央子は結局誰が好きなのか、そこにはどういう過程があるのか、
よく分からないドラマだなーと。
推察するに、結局最初から黒沢くんが奈央子の心の中にずっと住んでたってことだと思うのだけど
表面的には「あっちがダメならこっち・・・」っていう風に見えなくもないんで。

沢木と絵里子は結局離婚。
絵里子は依存心と猜疑心の強い自分を変えようと決意します。
“病的”なだけで“病気”ではなかったのか。
奈央子が出向させられないように加藤たちが集めた署名の中に
絵里子の名前を見つけた奈央子は、絵里子に会って離婚のことを聞きます。
そして奈央子は黒沢のプロポーズを断っちゃうのです。
義理堅いというかくそ真面目というか。
「悪いところがあったら直しますから・・・」
と食い下がる黒沢くんに
「あなたが悪いんじゃなくて私がダメなの。」
と言う奈央子。そんなに自分に厳しくする必要はないと思うけど・・・
でもコレがアネゴなんだよねぇ。

黒沢はモンゴルへ。
奈央子は例の不倫騒ぎで再就職もままならず、
結局中小企業に派遣勤務することになったよう。
毎日のようにモンゴルから来る黒沢くんのメールを心の励みにしています。
そしてその会社でも『姉貴』と呼ばれてます。
確かにアネゴ気質ってあります。
私がどちらかというとアネゴ気質でした。
でも今はそうでもないので、ちょっとしたきっかけでそういうのって変わるものかも。
但し外見がアネゴ系なのは変わらないけど(^^;)

そして1年後、会社の後輩の結婚式の後
いつもの立ち呑み屋で顔を合わせる二人。
モンゴルにとんぼ返りの黒沢に、
「メールちょうだい。あなたのメール読むと元気が出るから。」
と奈央子。
毎朝8時にメールすると約束する黒沢。
そしてモンゴルの青い空の下、奈央子にメールを送る黒沢くん。
『おはようございます、アネゴ。モンゴルは今日もいい天気です。』
その頃奈央子はモンゴル語教室に。

うーん。
なんか散漫としてしまったなーという感じですかね。
すぐに黒沢と結婚しないで、一人の時間を過ごそうとしたところはすごく好感が持てるけど。
(『曲がり角の彼女』はあっという間に次行ったからな。)
結婚式での奈央子の語りはいらなかったかなー。
加藤が総合職に合格とか、そういう細かいエピソードはいらなかったかも。
ま、原作の暗い結末にならなくて良かったってことで。
後半はイマイチでしたが、前半の爽やかな奈央子と黒沢に免じて許す!

それにしても爽やかさではジャニーズの赤西くんに叶わないハズなのに
やっぱり『曲がり角~』の副社長がかっこいいなーと思ってしまうのはナゼ?
恐るべし、要 潤。
演技のぎこちなさと顔の大きさを補ってあまりある年上キラーの素質か?