ちょびっと♪日記

映画やドラマ、好きなモノについて、日々のいろいろなことをちょびっと♪書いてます。

曲がり角の彼女~私的予想外の展開~

2005-07-03 | その他ドラマ
遅ればせながら『曲がり角の彼女』を見た。

33歳独身、仕事はできるが不倫中の大島千春(稲森いずみ)が主人公の
今、流行の負け犬ドラマという設定。
(実際にはそんなに負け犬ではない)
同じような設定のanegoも見ていたわけだが、両方終わってみると
私は『曲がり角の彼女』が好きだったかも・・・

千春の相手役(不倫相手ではない。最終的にラブラブになる彼)に要 潤。
彼が演じるのは千春が勤務するホテルの副社長(社長の息子)。
アメリカ帰りの28歳。独身。
初めは千春と対立しているんだけど知らないうちに惹かれていって
とうとうベタ惚れしてしまうのだが、
その辺りの流れの表現がありきたりな少女マンガ風なのに、すごくステキなのだ。
そしてその副社長・甲本一樹を要 潤が好演している。
この人、私の中では『動物のお医者さん』というドラマに出演していたときに
「つくりものみたいな人だなー」
と思った人だ。
男前(今思えば、私好みの濃い男前なのだが)なんだけど、
どこか不自然というか、生きている男の人の匂いがしないというか。

しかーし!!

今回私はこの副社長に嵌ってしまったのである。
演技が上手いとは言えないだろう。台詞まわしにも不自然なところは多いし。
でもなんか分からんけど、すごくイイのだ。
とにかくちょっとした仕草や表情がイキイキしている。
そして何より色気がある。
後半のキスシーンにはクラクラきてしまった。
実年齢24歳の要 潤。
この人本当に日本人なのか?と思う大人っぽさである。
若干気になるのは背は高いが顔が大きいことと、
(ちなみに手も足も大きい。手が大きいのは好き)
スーツのときはカッコイイのにカジュアル系の服装だとなんかヘンだということか。
千春とのデートシーンで一度だけシャツ&ジーンズ姿が出てきたのだが、
なんかヘン・・・似合っていないのでした。
あんなに背が高くてハンサムなのに、普通の服装が似合わないなんて・・・
とちょっと意外でした。
んー、妙に形の凝っているシャツとデザイン系ジーンズだったのが敗因か?
仮面ライダー畑の人だったことを彷彿とさせるカジュアル姿でしたよ。
逆にスーツとかキマったスタイルはすごく映えるんだけどね。
それにしても要 潤。ノーマークでした。
以前はつくりものに見えたあの肌のキレイさも
今回はステキだな~って感じになってしまった。
私も年をとったってことか?
要 潤にはまるなんてホント、予想外の展開でしたよワタクシ。

そのほかの出演者は友人役で青木さやか、生意気な後輩に釈由美子、会社の部下金子貴俊。
ホテルのスイートに住んでる超売れっ子エッセイスト川島なお美、
不倫相手に伊原剛志、その妻三浦理恵子(川島の妹役)。
会社の同僚で副社長の従兄弟役の石川あさみ。
(彼女は要潤と付き合ってるって噂があったような・・
地味なキャスティングなのに、それぞれがきちんと役割を果たしていて気持ちのいいドラマでした。

1話と2話前半あたりははっきり言ってイマイチでした。
釈ちゃん演じるなつみがやたら千春のことを
「30女、30女」
って言うのも不快だし(普通会社の先輩にあんなこと口に出して言わねーよ。)
副社長も千春のことボロクソだったからねー
ちょっと負け犬感が漂ってたわけです。
美人で仕事ができる33歳が負け犬かどうかは置いといて。
しかし3話あたりからぐんと面白くなってきて、後半は釘付けでした。
7話以降は『曲がり角の彼女』というよりは『副社長の恋』って感じでしたが・・・
(そのせいでハマったわけですね、ワタクシは。)
欲を言えば、千春が不倫相手から副社長に気持ちが傾いていく描写がもっとあった方が良かったかな。
何せ不倫相手が奥さんとやり直すって言って、落ち込んでるところを慰められてふらふらと・・・って見えなくもないもんで。(そうじゃないのは分かるんだけど)
副社長はずっと片想いしてたのが分かるように表現されているので、
そのせいで、後半副社長主役状態になってしまったのかも。
千春が副社長に惹かれていく様子を、もう少しゆっくり見せて欲しかったかな~
あと石川あさみ演じる副社長の従兄弟。
職場で副社長のことを
「一樹君」って呼ぶな!!きちんと副社長って呼べよ・・・
(ちょっと私的感情入ったな、すみません)

ラストシーンは言わぬが華ですが、『曲がり角の先には・・・』がキーワード。
コメディらしくさわやかなラストでした。