「仁~JIN~」 第3話
南方仁……大沢たかお
橘咲……綾瀬はるか
野風・友永未来……中谷美紀 (特別出演)
坂本龍馬……内野聖陽
橘恭太郎……小出恵介
佐分利祐輔……桐谷健太
西郷隆盛……藤本隆宏
佐久間象山……市村正親
新門辰五郎……中村敦夫
東修介……佐藤隆太
中岡慎太郎……市川亀治郎
橘栄……麻生祐未
勝海舟……小日向文世
仁先生、牢屋の中ですよ。
牢屋の名主が宇梶って、ハマり役過ぎで怖いっすね、正直。
牢の中では命のつるとやらいう、要は名主に賄賂を送らないと殺されちゃったりするという
恐ろしい時代なわけですよ。人権とかないから。
仁さんとこはお金ないし、咲ちゃんも捕まっているので(仁みたいに酷い扱いではなく普通に監禁)
誰も用意できないじゃん…と思いきや、誰かがすっごい大金を持ってきたのでした。
多分野風(中谷)。
前回「こんな厄介なことに巻き込まれたくないですよ~」って悪ぶって
仁友堂を出て行ったから。
でも人権なんてないこの時代、結局自白させるために拷問とかしちゃうわけです。
ひぃ~っ!!(指の隙間から見る私)
そして仁先生は咲ちゃんがこんな目に合っちゃいかんと思って自白しそうになっちゃうんです。
愛だね、これは愛だよ。
拷問の途中で奉行所から沙汰あり、奉行所にて無罪放免の展開なわけですが。
こんな時代に武家のお嬢さんが、感極まったとしても往来で男の人に抱きついたりなんかできないんだろうね。
咲ちゃんが石抱きの拷問で傷ついた仁先生の足元に縋って
「今宵は何を食べとうございますか」
と泣きつくところがねー、切ないです

竜馬さんが籠に乗せられて奉行所に連れていかれる仁先生のことを
「その先生はこの国を救ってくれたお人なのに、
この国はいつからこんな恩知らずになったんだ~!!」
って叫ぶところもかなり泣ける

この展開だと竜馬の思想に仁が関わり過ぎてるだろうに。ま、いっか。
で、野風。
お金持ちの外人さん(ルロンという名前らしい)と結婚するみたいです。
ドレス姿で白馬に乗った野風さん、美しいわー

そりゃ現代の仁先生も友永未来に恋するだろうと。
咲ちゃんと比べたら若さと可愛さには勝てんという感じだけど
圧倒的に美しいと思える野風さん。存在感も抜群だなー。かっこええ。
そしてまさかの仁先生、咲ちゃんへのプロポーズだよっ

ええぇぇ――っ


牢屋の中で殺されそうになって現代に戻れそうになった時に、咲ちゃんに会えなくなるのがイヤだったんだって。
でも咲ちゃんはね。
野風さんがどうして仁を諦めたのか、咲のために身を引いたって知ってるから、
だから素直にハイとは言えない。
「私の幸せは仁友堂を後世に遺すこと」
「いつかはいなくなる人と一生を共にするような勇気はない」
「結婚するなら母も兄も喜ぶ方と」
って色々口実をつけて仁を振っちゃったんだけど、本音は
「私だけ幸せになれるはずなんかない」
なんだよね。あー切ない

女性陣が切な過ぎる。
そして竜馬は一路、薩摩へ。
~だけどこのとき全ては始まっていたのだ。
残酷で優しい未来へと時は動きだしていた。~
ところで原作の表紙を見たけど、仁先生、イメージ違い過ぎ

原作の仁はもっとおっさんくさい。
ドラマ版仁先生は、すごーく古いところで『きまぐれオレンジロード』アニメ版(年バレ)の主役春日くんみたい。
子供の頃見てたら、よく母が「何?このウジウジした男はッ」て怒ってたけど
イマドキ草食系男子の走りかもしれんね。
あと、TBS系ドラマ『HOTEL』の高嶋政伸。
最近だと映画版『のだめカンタービレ』の千秋先輩みたいだ。
台詞と演技で構成というよりは独白がすごく多くて、全体的にもたつく感じが。
仁はストーリーを歴史の激動期に時代設定したことで、もたつき感を無くしているとは思う。