超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

Basic Technique (BT) (透視の)基本的方法

2008-06-14 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(B-3)>

Basic Technique (BT) (透視の)基本的方法
ESPカードを用いて透視実験を行なう基本的方法。BT法とも呼ばれる。
実験者はターゲットとなる1組のESPカードを用意し、上の1枚を伏せた
まま所定の位置に置き、被験者のコール(透視の答え)を待つ。コールが
あったら、そのカードを伏せたまま脇において、続いて次のカードを、また
所定の位置に置く。この手順を1組のカードの枚数分、繰り返す。最後
まですんだらカードを表向きにして、コールの当たり数を集計する。

Before Touching (BT)
古いBT法であり、ESPカード1組が裏向きに山になった状態で、一番
上の1枚を透視し、次にそれをとりのぞいて2枚目を透視する、といった
手順を繰り返す方法。


Basic Limiting Principles 根本的限界原理

2008-06-12 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(B-2)>

Basic Limiting Principles 根本的限界原理
哲学者のC・D・ブロードが、自然科学の基盤には、暗黙に前提とされて
いる限界原理が存在していて、それによって超心理現象が頭から不可能
とされている実態を指摘した。マッケンジー(1980)によれば、たとえば
次のような諸原理がそれにあたるという。
・他人の心の状態を知るには、感覚情報とそれからの推理のみで可能だ。
・未来については知るには、合理的な推測を働かせるしかない。
・我々が物理世界に影響を与えるのは、筋肉や神経を介してのみである。
・心的事象は、脳の事象に伴って発生する。


Backster Effect バクスター効果

2008-06-11 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(B-1)>

Backster Effect バクスター効果
クリーヴ・バクスターによって主張された現象で、植物の生理学的な
指標が、近くにいる人間の心理・生理的状態によって変化するとされた。

※植物のESP現象ともとれるが、かりにこの現象があったとしても、
 人間側の超心理として説明できる。


Autoscopy 自己視

2008-06-10 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-23)>

Autoscopy 自己視
自分の分身が見えるような幻覚、または自分の身体を遠方から
見る現象。後者の場合は体脱体験と同様。

Autoscope オートスコープ(自動運動検出器)
フレドリック・マイヤース(1903)が、ダウジング・ロッドやこっくりさん
などの無意識の運動を顕在化させる機器を総称してこう呼んだ。


Automatism 自動症

2008-06-09 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-22)>

Automatism 自動症
意図に反した感覚活動や身体運動が起きることであり、解離性症状
の一環であると見られる。感覚活動には視聴覚的な幻覚が、身体運動
には夢遊症、トランス状態の言行、自動書記などがある。

Automatic Writing 自動書記


Authentication (自発的現象の)立証

2008-06-08 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-21)>

Authentication (自発的現象の)立証
自発的現象が報告された際に、第三者の証言や記録によって現象を
確証する証拠を集め、報告者の体験の事実性を明らかにすること。

Authenticity 信憑性
超常的と見られる現象が、真にそうであるか、それともたんにその
ように見えるだけかを査定し、真に超常現象であると言える度合い。


Astral Body アストラル体

2008-06-05 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-18)>

Astral Body アストラル体
人体の準物理的な分身であり、短期間に抜け出したり(体脱体験)
永久に抜け出したり(死)する。エーテル体とも言う。アストラルとは
「星」のこと。抜け出したときの本体とつながった「紐」を、アストラル
コードと言う。

Astral Projection
アストラル体が抜け出たと感じられる状態


Association Theory of Telepathy テレパシーの連想理論

2008-06-04 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-17)>

Association Theory of Telepathy テレパシーの連想理論
キャリントン(1945)が提唱したテレパシーの理論であり、心理的な連想
作用が、特定個人の心だけでなく、他者の心同士でも起きると想定する。
つまり、心Mに概念Aと概念Bがともに(あるいは継時的に)呈示されると
両者が心M内で連想関係を形成して、以降心Mに概念Aが呈示されると、
概念Bが想起されやすくなることが心理学的に知られている。そして、この
理論ではさらに、M以外の心に概念Aが呈示されても心Mに概念Bが想起
されやすくなると仮定する。その心理現象がテレパシー現象として現れる。


Arrival Case 来訪事例

2008-06-01 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-15)>

Arrival Case 来訪事例
自発的なESP現象のひとつであり、人物の来訪を理由もなく
強く感じた後に、実際にその人物が来るというもの。
その人物の姿が事前に見えた、という訴えのある事例もある。

※これの犬版が「飼い主の帰りがわかる犬」だろうか。