超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

霊媒術

2010-10-15 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(15)

第15章:霊媒術

唯物論によると霊媒が死者と交信するというのは、
会席者から情報を聞き出すなどの、何らかの
コールドリーディングである。私(タート)は
この立場をとらない。

超心理学に関する知見からすれば、霊媒術は、
死後も存続する霊魂が、サイによって把握する
情報を、霊媒がさらにサイによって感知する、
という「霊魂仮説」が立てられる。

また一方で、霊媒が会席者からテレパシーで
情報を感知したり、死者に関することを過去透視
したりする、という「超ESP仮説」も考えられる。

超ESP仮説では、霊媒が無意識でかなり高度な
サイ能力を発揮していることになる。無意識にサイ
が働くのは、ヒツジ・ヤギ効果やPMIR(注)
から、よく知られていることである。ところが、
実験室ではあまり大きな効果のサイが検出されて
いないのに、霊媒術では特異的に高度なサイが
発揮されるのは、私(タート)は奇妙に思う。
そう考えると霊魂仮説のほうがしっくりくる。

(注)PMIRについては以下のサイトを参照
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/5-3.htm

次のサイトではタートの主張とは逆に、
超ESP仮説のほうが問題が少ないと議論している。
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/7-4.htm