超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

体脱体験より体内体験

2010-07-03 | 論文ガイド
<PA2009(14-3)>

パネル討論「体脱体験の現象学」(3)
●チャールズ・タート
 「体脱体験より体内体験」

体脱体験を吟味するには、体内体験にも同じように注目する
必要がある。意識が自由に空間の位置を占めることができる
ならば、なぜ普通は体内にあるように感じられるのだろうか。
意識が、身体の位置の現実感シミュレーションを感じている
からだろう。もし体脱体験が、身体の位置でないところで、
身体もなく現実感シミュレーションを感じているのであれば、
かなり複雑なことが起きている。ことはそう単純ではない。