超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

Sheep ヒツジ(信奉者)

2010-02-12 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-14)>

Sheep ヒツジ(信奉者)
ガートルード・シュマイドラー(1943)の用語で、ESPの存在
可能性を受容する(あるいは単に超常現象の信奉スコアが高い)
被験者につけられた愛称。新約聖書(マタイ25)の記述にちなむ。

Super-Sheep (or White Sheep)
ベロフとベイト(1970)が使用した用語で、自分に超能力があり、
実験で高得点が出せると自負する人。

※シュマイドラー女史は、96歳で昨年亡くなった。
http://www.parapsych.org/members/g_schmeidler.html


Seriality 連続性

2010-02-01 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-10)>

Seriality 連続性
ポール・カンメラー(1919)が因果性に代わる概念として提案した。
物理的な因果性とは独立して、同種の出来事が偶然に一致して、
あるいは相次いで起きること。


Secondary Personality 第二人格

2010-01-26 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-7)>

Secondary Personality 第二人格
記憶や性格が変容し、それまでの人格とは異なる人格が登場した
ように把握できるときの、その新しい人格を言う。しばしば、その
人格交代は、旧来の人格が気づかないところで繰り返し発生する。
第二人格が多数みられる場合、多重人格とか、解離性同一性障害
などと呼ばれる。


Screened Touch-Matching 仕切り越し指定照合法

2010-01-18 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-4)>

Screened Touch-Matching 仕切り越し指定照合法
ESPカードを用いた透視実験の、古典的ではあるが厳密な
方法。実験者と被験者がテーブルに相対してすわり、間に
下の部分に隙間が空いた仕切り板を置く。被験者側の面には、
5種類のカードを被験者が適当な順に並べて貼りつける。
実験者はあらかじめ無作為化された25枚のカードを裏に
して用意し、上から順に1枚ずつ裏のままとりあげる。その
カードが何であるか被験者が透視したら、該当カードが貼ら
れた位置の真下の机面を指さす。実験者は裏のままのカード
を、その指さされた位置に置く。25枚(1ラン)をすべて終了
したら、板を倒して張り付けられたカードと同じ模様のカード
が何枚真下にあるか、表を向けて数え得点とする。実験者は、
被験者のコールが終わるまでわからないので、実験者側が
作為的に得点を高くすることが難しくデザインされている。


Scotography 暗念写

2010-01-17 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-3)>

Scotography 暗念写
ジュール・アイゼンバッド(1983)が使った用語で、未現像の
フイルムに直接、カメラを使わずに像を写すこと。

※1910年ころに、福来友吉の指示のもとで、長尾郁子がそれに
 成功したと報告されている。福来友吉『透視と念写』


Run ラン、一連の試行群

2010-01-13 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(R-19)>

Run ラン、一連の試行群
ESPカード実験のように多くの実験試行を繰り返すときに、
休息を入れずに続ける試行の連なり。ESPカード実験の
場合は、普通1ランが25試行。1ランの試行数は事前に
決めておく。休息をはさんで複数のランを続けて行なう場合、
その全体をセッションと呼ぶ。

※たとえば、被験者ひとりに対して毎日1セッション4ランを
 3日間行なうという実験を、30人に対して行ない統計分析
 したなどとして、論文をまとめる。