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超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

臨死体験(NDE)

2010-10-01 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(13-0)

第13章:臨死体験(NDE)

体脱体験では、意識状態がきわめて明瞭で日常の
意識状態と同様であるのに対して、臨死体験では、
その初期こそ体脱体験と類似しているが、その後の
体験時は変性意識状態である。それゆえ、意識状態
に特異的な知識や記憶がある。

臨死体験では、体脱も含めた、いくつかの典型的な
種類の体験が知られている。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/7-2.htm


現実のシミュレーション

2010-09-29 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(12-6)

第12章:体脱体験(OBE)
・現実のシミュレーション

私たちは、目の前にボールが近づいてきたら、反射的に回避する。
かように身体的な生存を維持するように心が働いている。そして、
その主体としての心は脳に存在するようにイメージされる。そう
考えるのが便利だからである。

ことによると、私たちの魂はどこかほかのところにあり、身体の
位置に心を感じるのは、ある種の現実のシミュレーションの結果
かもしれない。つまり、身体感覚はESPによって魂に伝えられ、
身体運動は念力によって魂からコントロールされた結果という
ことだ。そう考えると体脱体験は、その現実のシミュレーションの
拠点がずれただけなのかもしれない。


体脱体験の構図

2010-09-26 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(12-5)

第12章:体脱体験(OBE)
・体脱体験の構図

私(タート)は、体脱体験と一口に言うが、次の4つの場合が
混在していると考える。
(1)真の体脱:心がげんに外に出て行き、その位置で外界を
  (ESPで)感知する場合。
(2)体験のみ:鮮明な体脱体験をするものの、それは体内の
  シミュレーションであり、特異的な現象は起きてない場合。
(3)体験+ESP:体内の体脱シミュレーションであるが、
  外的な情報がESPで感知できる場合。
(4)体脱-感知:心がげんに外に出て行っているが、その
  位置での感知がうまくいっていない場合。
Z嬢の場合は(1)で、催眠暗示の場合は(2)ではないかと
思うのだ。


催眠暗示による体脱実験例

2010-09-25 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(12-4)

第12章:体脱体験(OBE)
・催眠暗示による体脱実験例

私(タート)は、カリフォルニア大学デイヴィス校で1970年、
7人の参加者を催眠誘導して、意識が体を抜け出して、
遠くの部屋の様子を見て帰る、という体脱体験をさせた。
すべての参加者が、意識が抜け出した鮮明な体験を報告
したが、見てきたという部屋の様子は漠然としていて、
顕著な特異現象は見られなかった。


ロバート・モンローの体脱実験例

2010-09-24 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(12-3)

第12章:体脱体験(OBE)
・ロバート・モンローの体脱実験例

私(タート)は、モンローの体脱実験をする機会が3回あった。
体脱が行なわれたと申告があった時間帯には、生理指標の
変化がしばしば見られた。しかし、いずれの回も体脱状態中に
遠隔透視に相当するような特異現象は見られなかった。


Z嬢の体脱実験例

2010-09-23 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(12-2)

第12章:体脱体験(OBE)
・Z嬢の体脱実験例

私(タート)がだいぶ後になってから(1968年に)発表したZ嬢の
実験は、本格的なものであった。

彼女は、夜寝るとほとんど毎日、天井に浮かぶ体脱体験をすると
言っていた。そこで彼女に、天井に近い棚に数字を書いた紙を
誰かにおいてもらい、その数字を体脱しているときに見て戻る
実験を、家でやってみて欲しいと頼んだ。再度彼女に会ったとき、
7回行なって7回ともすべて成功したと告げられた。後日、彼女に
睡眠実験室に来てもらい、厳密な実験を行なった。睡眠実験室
のベッドに寝てもらって脳波計などの生理測定装置を接続して
体脱中の信号をとる。天井付近には棚を設け、そこには乱数表
からランダムに拾った5桁の数字を書いた紙を載せてある。

4晩の実験を行ない、体脱体験中の生理指標には、脈が止まる
ような大きな変化は起きていないことがわかった。しかし脳波には、
専門家もわからない奇妙な信号が入っていた。3晩までの体脱
は(彼女が言うところによると)不完全であり、天井まで上がら
なかったが、最後の晩には、いつもの体脱の信号が見られたあと、
彼女は起き上がり、25135と報告した。この数字は確かにその日
に用意した5桁の数字であった。

奇術師で超心理学者でもあるアーサー・ヘイスティングにトリック
の可能性を吟味してもらった。コードがついて信号がとられている
うえ、窓越しに隣室から監視されているので、飛び上がって覗き
見るのは難しい。しかし、何かに反射して見えたという可能性、
棒の先に鏡をつけた道具で、一瞬のうちに盗み見たという可能性
を指摘された。この実験だけで結論するのは困難であった。
(Z嬢は引っ越してしまい、次の実験はできなかった。)

またかりに超心理現象であったとしても、テレパシーや透視で
説明することもできるので、人格が抜け出て浮遊したという証明
には必ずしもならない。


催眠誘導体脱実験例

2010-09-20 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(12-1)

第12章:体脱体験(OBE)
・催眠誘導体脱実験例

私(タート)は1957年、MITの電気工学部の2年生のとき、
仲間の学生に催眠暗示をかけて、体脱によって遠隔視させる
実験を行なった。超心理学者のハンフリー夫妻に協力して
もらい、夫妻の家の地下室に電界感知器を設置し、夫妻が
地下室の角に特徴のある物品を並べておいた。うまく体脱が
でき、幽霊のような実体がハンフリー夫妻の家まで行ったと
すれば、電界感知器が反応し、並べた物品が何かもわかる
だろう。今思うと実験の企画があまりよくなかった。夫妻の
家に暖房が入るたびに地下の電界感知器は反応してしまい、
役立たずであった。また、仲間の学生が見えたというイメージ
はあいまいで、主観的には似ているところもあるが、はっきり
しなかった。


体脱体験(OBE)

2010-09-19 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(12-0)

第12章:体脱体験(OBE)

体脱体験は、自分自身が自分の肉体の位置の外にあると知覚する
現象で、ときには、自分の肉体自体を外から見下ろしているような
視知覚を生じることがある。この間、意識状態はきわめて明瞭で
日常の意識状態と同等か、ときにはそれ以上の鋭敏さである。

体脱体験は次章の臨死体験と合わせて、単なる超能力の議論を
超えて、霊魂の存在という世界観に議論が発展する現象である。
霊魂の存在を排除する現行の科学的世界観と、それにかたくなに
固執する「科学主義」に対する挑戦である。


過去知

2010-09-14 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(11)

第11章:過去知

過去知は、あるかないかデータが十分にない現象である。

かつて(1977年)パット・プライスが、水泳プールのある
公園が遠隔視のターゲットであったとき、2つのプールを
その直径までおおよそ当てた例があった。
そのとき、現場にない給水タンクタワーも報告したのだが、
あとで、そこに過去、そうしたタワーがあることがわかった。

過去知は、過去を透視しているとしても、その透視が正しいと
わかるためには、その過去に関する記録が残っていないと
正しさが判定できない。ところが、その記録が残っているの
ならば、その記録を透視しているのかもしれない。だから、
過去視とふつうの(遠隔)透視を区別するのは難しい。


ヒーリング

2010-09-06 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(10)

第10章:ヒーリング

生体に対する念力ともとれるヒーリングの実験結果は、この
20年間でたくさん積みあがっており、確実となっている。

研究の一覧リストは以下にある。
http://www.stephanaschwartz.com/category/papers-and-research-reports/selected-bibliographies-of-nonlocal-research/

※この後、傷をつけたマウスを袋に入れて判らなくして、
 一部をヒーラーの手に載せ、傷の治りが早くなった実験が
 紹介されている。熱に対してはコントロールをとっている
 のだが、コントロールが完全なのかどうか不安が残る。


自動コインスピン器

2010-09-04 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(9-3)

第9章:念力
・自動コインスピン器

私(タート)は、1ドルコインをアームではじいてスピンさせ、
回転板のうえで表と裏がおよそ半々で出る機械を開発した。
1970年代、カリフォルニア大学デイヴィス校の頃のことだ。
それに念力をかけて、念力に応じて表や裏が出るか調べる
実験を、3人の学生でそれぞれ延々とやったが、有意な結果
にはならなかった。

能力者と言われるマシュー・マニングがイギリスから来て
実験を行なったが、これも有意ではなかった。ところが、
不思議なことに、1ドルコインでは(重さの偏りがあるので)、
この機械では表が44.4%しか出ないことが確認されていた
のに、マニングの実験では、表が56%出たのである。装置の
仕組みに何らかの変化があったのだろうか。これについては
1979年の論文で詳しく報告している。


サイコロの実験

2010-09-03 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(9-2)

第9章:念力
・サイコロの実験

顕著な念力能力者がなかなか現れないので、念力の研究は
ギャンブルにヒントを得た実験になった。1930年代にラインは、
サイコロ振りで思った目が出せるというギャンブラーの助言で
サイコロ念力実験を始めた。厳密性を高めるためにサイコロ
自動振り器も開発した。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/2-3.htm

ラディンとフェラーリは、1935年から87年の73件の論文を
メタ分析した。52人の研究者が148の実験を行なっており、
被験者はのべ2569人、サイコロはのべ260万回投げられた。
念じない比較実験も31行なわれており、15万回投げられている。
その結果、偶然期待値を50%に換算して、念じない比較実験が
50.02%であるのに対し、念じた場合51.2%その目が出た。
この結果を無効にするには、17,974のお蔵入り実験が必要で
あるという。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/2-9.htm


念力

2010-09-02 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(9-1)

第9章:念力

念力能力者としては、19世紀に活躍したD・D・ホ-ムが
よく知られている。クルックスの実験で顕著な結果を残して
いる。それ以降、ホームほどの能力者は知られていない。
どうしてだろうか。私(タート)が思うに、スピリチュアリズム
に対する関心が薄まり、超能力現象に対する社会的寛容さ
が低下したせいではないか。


時間的側抑制

2010-08-30 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(8-3)

第8章:予知
・時間的側抑制

私(タート)は、ひとつ将来のターゲットに対し、予知的な
ミッシングが現れることについて、それを説明する理論を
考えた。超心理の「時間的側抑制」である。

すでに「空間的側抑制」は、生理学でよく知られている
機能である。たとえば皮膚の触覚にあたる神経回路網に
その機能がみられる。皮膚の神経細胞が担当する皮膚
位置に与えられた信号は、その強さに応じて周辺位置の
神経細胞に抑制信号が渡されるのである。すると、皮膚に
触れた物体のエッジ部分が強調して感知される。つまり
ぼんやりした情報をシャープにする機能があるのだ。
これを時間の方向に展開したのが「時間的側抑制」である。

超心理の「時間的側抑制」は、限定的な種類の単調な
ターゲットが繰返し呈示される実験(たとえばESPカード
の透視)で現れる。つまり透視が、現在だけでなく将来も
過去も「見えて」しまうとすると、たくさんのカードが見え、
どれがいつのターゲットであるかわかりにくくなる。そこで、
現在のターゲットに注目するために、側抑制が働き、将来
のターゲットが見えても、「これではないよ」という仕組みが
実現されていると説明できる。

時間的側抑制の理論を確認する実験は、いろいろと考え
られるが、研究は進んでいない。今後の研究が期待される。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/4-6.htm


サイミッシング(超心理的誤答)

2010-08-29 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(8-2)

第8章:予知
・サイミッシング(超心理的誤答)

私(タート)の研究室で行なっていた、カード10枚を円形に
配置した実験から得られたデータについて、予知の可能性を
調べてみた。つまり、その回のコール(応答)と次の回の
ターゲットが合致していないかを統計的に検定してみた。
次の回のターゲットは、コールがなされてからランダムに
生成されるので、それらの間に関連性があれば、予知である。

分析の結果、両者の関係は、有意に低得点だったのである。
すなわち、大きくハズレであった。それも、偶然に期待できる
よりも、たくさん外れていたのである。正解を知らないと
外すことはできない。超心理学では、この積極的に誤答する
ことを「サイミッシング Psi-Missing」という。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/4-1.htm