RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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中国 王朝の至宝

2012-11-24 21:30:00 | 美術
見てきました

東京国立博物館

会期は2012年10月10日から2012年12月24日。

中国といえば年明けに「清明上河図」を見にトーハクへ行ってきましたが。
今回も日中国交60周年記念展です。

この展示は中国に誕生した歴代王朝に焦点をあてて、それぞれの地域の文物を対比しながら展示されています。
そして展示品168件でそのうち約60%が中国の国宝「国家一級文物」
すごいぞ!!

ってわけで
第1章は「王朝の曙 蜀vs夏・殷」
第2章は「群雄の輝き 楚vs斉・魯」
第3章は「初めての統一王朝 秦vs漢」
第4章は「南北の拮抗 北朝vs南朝」
第5章は「世界帝国の出現 長安vs洛陽」
第6章は「近世の胎動 遼vs宋」
あ、どうしよう。。
なんか惹かれない!!
2つの王朝を対比しての展示ですが、こんなに国を覚えられない!!
一応説明はあるのですが、見ていくうちに忘れちゃうよね……

ってわけで。
印象に残っている作品を。

第1章からは蜀の「金製仮面」
最初に出迎えてくれるものです。
薄い金の板(!?)を加工して仮面にしたもの。
これで仮面舞踏会へ出たら…
豪華だ。。
そして殷~西周で「人形器」
青銅でできた人っぽいもの。
頭はなくって胴体に大きな穴。
何のためにつくられてたのかも分からないそう。
とってもシュールです。
でもちょっと欲しい。

第2章からは楚の「羽人」
四面楚歌の楚♪
さて、うずくまったかえるのような生き物の上に鳥が。
その鳥の上に一本足の人のようなものが。
くちばしと尻尾がある人のようなもの。
足の先には鳥の爪のようなもの……。
なんだか、ファンタジーにしても怖いし。
バランス感覚は抜群ともいえるけど。。
何のために何を考えて作ったのか知りたい。
そして斉・魯から「犠尊」
青銅製の酒器。
豚みたいなロバみたいな……
なんだか癒し系でした。

そして第3章。
「跪射俑」(きしゃよう)
秦です。
秦といえば始皇帝陵の兵馬俑。
そこから出てきたもの。
等身大で迫力満点。
跪いて弓矢を構えているポーズ。
眼光するどく守る気満々って感じです。
頼もしい。

その後はなかなか……
第6章の遼はちょっと気になったけど。
以前に「契丹」見に行っていますが、遼の建国当初の名前は契丹。
契丹人の王朝なのです。
展示物見ながらいろいろ思い返していました。

最後にあった注目のもの。
特別出品の「阿育王塔」
新発見の仏塔。
黄金に輝き宝石がはめこまれるなど豪華絢爛。
中国王朝の多様性とスケールの大きさが感じられました。



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