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日本画壇の風雲児、中村正義展ー新たなる全貌

2012-03-29 21:30:00 | 美術
見てきました

練馬区立美術館

会期は2012年2月19日から2012年4月1日。

とにかくチラシのインパクトがすごい!!


《正義、参上。これが日本画だぁー!》
ちなみにこの描かれた男性は三島由紀夫。
赤と青で描く肖像ってなかなかない。
というより初めて見たぞ(・・;)
これだけ見たら
「どのあたりが日本画だよ!!」
っと言いたくなること間違いなし。

《日本画壇の風雲児》、《異端の天才画家》などと称された、中村正義。(1924 - 1977)
今回はデビュー時の作品から絶筆まで、"これを見れば正義が分かる!!" と言わんばかりの展示になっています。
約230点の展示。

チラシの印象から、原色使いの派手派手しいものばかりかと思って行ったのですが。
初期は穏やかな色使いで景色を描いていてびっくり。
「夕陽」なんかは"日本画でごさいます"といった作品です。
すごく素敵でした。
《セピアの正義》と呼ばれるほど、淡い色合いを多用していたのに。
していたのに……。
突然原色を使うようになります。
原色を強制的に使うことで自分の限界を振り切ることに成功した、とか。
ポップアートのような画風になり、またボンドを使ってみたりと従来の日本画を超えた挑戦をしていくのです。
で、それだけでは終わらない。
仏画をかいたり、ネオリアリズムといった写実絵画をかいたり。
とにかく1人の作品なのか、って思うぐらい巾が広い。

「醜」もまた「美」である

という逆説を唱え、大胆に作品を生み出し続けた正義。
一見の価値ありです。



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