RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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休日に全力で生きるOLの日記(笑)

Traces of Disappearance

2014-02-23 21:30:00 | 美術
見てきました

エスパス ルイ・ヴィトン東京

会期は2014年1月18日から2014年4月13日。

今回は「Traces of Disappearance(消失の痕跡)」展
テーマは"保存と腐朽"、"永遠性の希求と儚さ"など、相反する要素が共存する"両価性"
儚くも美しい、、一過性ほテーマにしたもの。

畠山直哉、カスパー・コーヴィッツ(Kasper Kovitz)、アンヌ&パトリック・ポワリエ(Anne and Patrick Poirier)、袁廣鳴(ユェン・グァンミン)の4組が多種多様なモチーフや物質、媒体を用いてこの概念を表現しています。

今回も写真撮ってきましたのでご紹介します。
仕事後に行ったらほぼ貸切で。
スタッフの方が丁寧に作品について解説してくださったので、その話も踏まえて書けたら、と思います。
うん、見ているときは納得して聞いていたんだけど、いざ書こうとすると結構忘れてるね。。。

まずはこちら。

Anne and Patrick Poirier「De Natura Rerum(物の本質について)」
うすーい和紙に葉脈。
見にくいかな。。
これはかなり好きです。

そしてその先。
ビックリです。

Anne and Patrick Poirier「The Soul of the World(世界の魂)」
円錐の中に飛び交うのは白い鳩。
本物です。
12羽いるそうです。

くるっぽー、くるっぽーとめっちゃ鳴いてます。
聞いたところ、鳴いたり求愛したり。
喧嘩したりもしているのだそう。
羽でパシパシやってるそうです。
かわいい。

卵も何個かあるそうです。
って、感心している場合じゃない!!
表参道の、Louis Vuittonの、7階に鳩がいるなんて誰が思うでしょうか。。。


円錐の周りには様々な単語が。
この作品は人間の頭の中、を表現したものだそうで、この単語を飛び交う鳩が運んでいると見立てているそう。

鳥は人間の魂の中に去来する色々なものを表現しています。
そして鳥は、弱くて儚いもの。
また今回は白い鳩ですが、作家の希望で白い鳩だそう。
白い鳩は平和のイメージでもありますから。


Kasper Kovitz「The Sheer Size of It(その大きさたるや)」
とっても大きな作品。
近づくとほのかに漂う甘い香り。


この作品、グミで出来ているのです。
日の光があたりだんだん溶けていきどのような作品になるのか。
作家自身も完成を見たことがないという作品です。
作家は過去にもラズベリーを使った作品を発表したり、消失していくものを使うことが多いのだそう。
この作品のテーマは「楽園」
今回グミを使用したことは天国や楽園の甘い誘惑という意味しているとのこと。
逆にたくさん食べ過ぎると体によくない。
両面性を含んだ素材です。
私は仕事後なので夜でしたが、昼間は太陽の光が当たって(夜は照明を当てているとのこと)もっと甘い香りがするそうです。

また4月あたりに行って、どのくらい溶けたか、変化を見に行きたいと思います。


畠山直哉「Mont Ventoux(ヴァントゥ山)」
写真です。
今回の作品は穏やかなイメージで、テーマは崇高さとのこと。


清らかな印象です。
雪もこうして写真で見る分にはいいんだけどな。。


袁廣鳴「Disappearing Landscape - Reason to be a Leaf(消滅する風景 - 葉である理由)」
台湾のアーティストです。
葉っぱの不思議な美。

以上です。
とても楽しめる展示でした。
のんびり出来て解説も聞けて至れり尽くせりです。笑
おすすめ。


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