RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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尾張徳川家の至宝展

2013-01-12 21:30:00 | 美術
見てきました

江戸東京博物館

会期は2013年1月2日から2013年2月24日。
会期中、展示替があります。
前期が2013年1月2日から2013年1月27日。
後期が2013年1月29日から2013年2月24日。

尾張徳川家。
徳川家康の九男、義直(1600-1650)を初代とする御三家筆頭の名門大名。
名古屋城を居城とし、江戸時代を通じて徳川将軍家に次ぐ家格を誇っていました。
今回は徳川美術館が所蔵する尾張徳川家ゆかりの道具類のうち、
* 太刀や鉄砲などの武具類
* 茶の湯・香・能などの道具類
* 和歌や絵画・楽器などの教養に関わるもの。
これらが約230件、展示されています。

まずは、尾張家初代・徳川義直が所用していたとされる「銀溜白糸威具足」がお出迎え。
かっこいい~!!
オーラがすごい。
自然とこの後の展示も期待してしまいます。

その後は刀剣。
国宝が2件も見れちゃいます。
さすが輝きが違う!!(ように見える 笑)
さらに火縄銃や弓、馬具などさすが武士、といったものが。
それも一級品。
このような道具も家の歴史や格式を示すもの。
ちなみに大名の禄高や家格に応じて備蓄しておくべき武具刀剣類や公的な場で用いられるものは"表道具"というそうです。
藩主やその家族がプライベートな場で使ったものは"奥道具"。

今回の目玉は"奥道具"の「初音の調度」
国宝です。
三大将軍、家光の娘、千代姫の尾張家への婚礼道具のことです。
こちら、総計75点のものですが、今回は「初音蒔絵貝桶」
丁寧に蒔絵が施された豪華なものです。
こんなの、もったいなくて使えないー!!
ちなみに展示替えがありますので、HP等で調べてから行くことをお勧めします。

ちなみに「初音の調度」の名前は『源氏物語』の「初音」の帖
「年月を 松にひかれて ふる人に 今日鴬の 初音きかせよ」
の歌意を全体の意匠とし、その歌の文字を葦手書きに散らしているところに由来するそう。

さらに国宝、「源氏物語絵巻」の「柏木」
すごいよね、12世紀の作品だよ。
世は平安時代ですよ。
それが色鮮やかに今も残っていることに感動。
描かれている紙なども美しく、国宝にふさわしい。
こちらも展示替えがあり、後期は「東屋」です。

他にもお茶の道具やお香の道具、能など数々の素晴らしい品が。
大名家の教養って学ぶには大変だな~と。
(凡人の感想)
個人的には香合のなかにあった「金彩鯱香合」が気になる。
というのも、金のしゃちほこが乗っているのです(笑)
さすが名古屋。

あぁ、名古屋行きたい。
徳川美術館に行きたいな~、と強く思うのです。



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