RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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画の東西~近世近代絵画による美の競演・西から東から~

2013-01-10 21:30:00 | 美術
見てきました

大倉集古館

会期は2013年1月2日から2013年3月17日。

今回、チラシがすごく素敵です。
大倉集古館ってチラシのデザインが素敵だな~っていつも思っていましたが、今回のは特に好き。
新年らしさと日本的な要素が、さっぱりとまとめられていて、でもさみしい感じはしなくて、バランスいい。
チラシってその展示を表すものだから、その印象がいいと自然に期待してしまいます。

今回は大倉集古館所蔵の日本絵画の作品を、それらが生まれた地域を西と東に分け鑑賞、となります。

京を中心とする西
→狩野派の山口雪渓や円山派の円山応挙と呉春、近代京都画壇の雄・竹内栖鳳。

江戸を中心とする東
→江戸狩野派の可能探幽たち、その伝統を基に更なる発展をした横山大観。

以前にも府中市美術館で地域の違いで絵画を鑑賞する、という展示がありましたが。(三都画家くらべ 前期後期)
このような展示は違いを感じてニヤニヤするのが楽しいよね。

竹内栖鳳「蹴合」
金地に緑が薄く彩られ、そこに2匹の軍鶏。
躍動感があって、すごくかっこいい。
羽の微妙な加減まで描かれていて、さすが栖鳳って感じの作品。

川合玉堂「高嶺の雲」
パノラマで描かれている連なる山々。
そこにかかる雲。
写実的で壮大です。

横山大観「洞庭秋月」
墨と少しの金泥で描かれた作品。
ちょっと湿ったような空気感まで伝わってきます。
心にすーっと沁みこむ。

伊藤若冲「乗興舟」
以前にも見ていますが、この作品、すごく好き
若冲が相国寺の大典和尚と淀川下りをしたときの様子を絵画化したもの。
長さ10mの拓版画。
神秘的な感じさえします。

ちなみに大倉集古館の誇る横山大観の「夜桜」は2月19日から3月3日の公開です。



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