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甘すぎる飲み物に注意!タイ 糖分減の新技術

2020-10-02 07:00:00 | 報道/ニュース

9月9日 NHKBS1「国際報道2020」


タイでは糖尿病予備軍とされる人の数が世界で9番目に多いという調査結果もあり
数年前には政府が飲み物に“砂糖税”を導入したほど危機感が高まっている。
こうしたなか
糖分を抑えつつタイ人の好みにも合う飲み物の開発に挑み続ける企業がある。

「甘いのが大好き。
 いつも砂糖を追加します。」
甘いもの好きが多いタイ。
しかし最近は
「砂糖控えめにできますか?」
医者から減量を指導され食生活を変えたという女性。
「甘いものは大好きですが取りすぎないようにしています。
 健康志向の人が増えていると思います。」
こうした健康志向の人のための新しい商品が生まれた。
特殊な技術で糖分をカットした果汁100%のジュースが使われているフルーツティー。
開発したのはタイの名門大学に拠点を置くバイオスタートアップ企業。
(開発した企業 チョンチャヨンCEO)
「果汁100%のジュースは
 低糖や無糖を選べない唯一の飲み物です。
 これまで糖分をカットするには水を加えて薄めるしかありませんでした。」
そこで注目したのが食品から抽出した微生物である。
ジュースに入れると糖分を分解。
主要な栄養素を損なうことなく糖分の量を自在に減らすことができる。
100種類以上の微生物をジュースの種類によって使い分ける必要があるほか
念密な温度管理が求められるため
開発には6年かかった。
オレンジジュースでは
100ml当たり8~12gあった糖分の量を
4~6gと半分にカットできた。
開発したジュースはお茶とブレンドしフルーツティーとして
8月 テスト販売を実施。
著名な実業家にSNSを使ったPRをお願いした。
「おいしい!」
「1杯で糖分はわずか7gです。」
(PRを担当した実業家)
「ジュースの新たなカテゴリーの誕生につながるでしょう。」
1本1セットで約850円と高価格にもかかわらず
800本があっという間に完売した。
外国企業もこのジュースに注目。
タイの大手飲料メーカーとのタイアップも決まっている。
(開発した企業 チョンチャヨンCEO)
「この技術は巨大なビジネスチャンスを生みます。
 世界のジュースの市場の少なくとも3分の1が
 低糖・無糖商品に変わると考えています。」

 

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