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子どもの足を守れ!広がる“靴教育”

2018-02-16 14:00:00 | 報道/ニュース

1月24日 おはよう日本


子どもの靴について研究している吉村真由美さん。
保育所などで“正しい靴の選び方”などを指導する靴教育に取り組んでいる。
“子どもはすぐ大きくなるから”と大きめの靴を選んでしまったり
最近ではインターネットで試し履きをしないままサイズの合わない靴を購入するケースも目立つと言う。
靴の状態を細かく確認すると・・・
「疲れた」とよく言う子どもの靴。
中からたくさんの砂が出てきた。
足に合わない靴で指に負担がかかっているとみられる。
(早稲田大学 招聘研究員 吉村真由美さん)
「足の形の特徴がほぼ出現するのは6歳から7歳ぐらいといわれているので
 その時期までを特に強化し
 伝えて回っている。」
吉村さんは靴教育の担い手を増やす取り組みにも力を入れている。
この日は千葉市の公立保育所で働く人たちに研修をおこなった。
まずは大人自身に正しいサイズを履く重要性を実感してもらう。
いつもは25,5cmの靴を履いている男性は正確に測定すると24cmだった。
そして正しいサイズと合わせて強調しているのが正しい履き方である。
ポイントはかかとと靴をしっかり密着させることである。
このため足を入れたらまずかかとをトントン。
そしてベルトやひもでしっかり固定する。
こうすることで足先に余計な負担をかけることなく動きやすくなるということである。
研修を受けこの3か月間靴の指導に取り組んできた保育所。
これまではベルトを止めたまま靴に足を入れていた子どもたち。
今は正しい履き方が身に付いてきたと手ごたえを感じている。
(早稲田大学 招聘研究員 吉村真由美さん)
「“健康を守り安全を確保するための靴”という視点で靴教育を行っているので
 靴を見直し
 教育として覚えていただきたい。」
東京中野区の保育園では吉村さんの研修を受けた看護師が新しい取り組みを始めている。
“靴カルテ”づくりである。
足の長さや幅などを正確に測り
実際に履いている靴との差がわかるように記録し
保護者に手渡している。
正しい靴選びをすることで高齢者の転倒防止にもつながるということである。

 

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