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部下とどうつきあう

2014-08-18 07:15:00 | ビズ プラス

8月10日 BIZ+SUNDAY


神戸で行われた大手ハウスメーカーが主催した研修に
メーカーや工務店で部下を束ねる職場のリーダー30人が参加した。
テーマは“叱り方”。
いま企業では部下を叱れない上司が増えているという。
「今の若い子に怒りすぎたらちょっとシュンとなる。」
「なにかあったらすぐパワハラ。」
上手な叱り方のポイントは3つ。
怒りの感情の持続する時間は6秒。
1つめは6秒
怒りの感情のピークが持続する時間は約6秒間。
この間だけ怒りをこらえればカッとなって叱ることが無くなるというのである。
頭にきた内容を手のひらに書きながら怒りのピークが過ぎ去るのを待つのがコツ。
2つ目3重丸
「許容できる」と「許容できない」の間に「自分の考えとは違うが許容できる」というもう一つの境界をもうけて3重丸をイメージ。
怒るのはどうしても許容できないときだけにする。
3つ目は分かれ道
叱ることで状況を変えることできるのか できないのかを考える。
たとえば仕事が納期に間に合わない場合部下を叱っても納期は延びない。
その場合は叱らず納期を延ばしてもらうための具体的な対処法を考えようということ。
叱るときに使ってはいけないNGワードも教える。
NG例
前から言おうと思ってたんだけど
なんでいつも失敗ばかりする!?

過去のことを持ち出すのはNG。
相手を責めるのもNG。
失敗の頻度を強調するのもNG。
正しい叱り方は
どうしたら失敗ししなくなるかな?
一緒に考えよう
これまで
お前なんで書類出せへんねん
はよ出せよ
これから
書類出してくれたかな?
現場終わったら出してくれたらこっちも言わんでええし
一緒にはよ出していこう
様々な企業から引っ張りだこのこの研修。
1年間で100を超える企業が活用しているそうである。

一方 研修によって上司と部下の距離を縮めようという取り組みも。
ITセキュリティー対策を手掛けるこの会社。
多くのエンジニアを抱え職場の人間関係が希薄になりがちだった。
課長の原良輔さんと部下の山本将史さん。
今これまでにない研修のスタイルに取り組んでいる。
通常 研修は上司だけあるいは若手だけを集めて行われる。
一方この研修は上司と部下が2人1組のペアになって行う。
上司と部下に共通の目標を設定し日常業務を行いながら半年かけて達成を目指す。
2人が設定した目標は部下の山本さんがリーダーシップを身につけること。
ひとつの課題に一緒に取り組むことによってより活発なコミュニケーションが生まれる。
「どこが苦手でどこを強化するか整理していくともしかすると共通点とか出てくるのかな。」
実際の業務の場面でも原さんは常に山本さんの目標を意識し的確なアドバイスを与える。
(トレンドマイクロ テクニカルサポートグループ 山本将史さん)
「お互いの力が共鳴して良くなっていく。
 マネージャーだ 部下だ は関係なくて
 ペアという場でステージに上がることですごく頑張らなきゃという気持ちにさせられる。」
こうした部下とのやり取りは同じ立場の課長同士で共有する。
どう部下と向き合うのか。
課長同士で話し合いコミュニケーションスキルの向上にもつなげる。
(トレンドマイクロ テクニカルサポートグループ 原良輔課長)
「部下が悩んでるポイントをこれまでうまく聞けたのかということを考えるとうまく聞けてなかった。
 もう少し違う聞き方をすればよく把握できたかなという課題として感じた。
 そこを今回の研修をもとに他のメンバーに展開していけるといいなと感じる。」








 

 

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