お盆明けの海

今日は、８月１６日　月曜日　天候は晴れ。
今、時刻は午前７時半。昨夜、この海岸から、いくつかの精霊船が流された。
砂浜でロウソクを灯し、線香をたき、静かに故人の霊を送る。生きた証しとして、残され
た者の心の中に、いつまでも生き続けるというけれど、波間に揺れる提灯の灯りは、その
絆さえも遠くへ押しやるように、ゆらゆらと揺れている。爆竹の音も、遠い彼方から聞こ
えて来るようである。昨夜の砂浜の儀式は、今は、波に消され、その痕跡さえもとどめて
いない。砂がその深い思いを吸いこんでしまったのだろうか。
　今朝の海は本当に穏やかな表情の海である。時折、押し寄せる白い波が、あわただしい
３日間のお盆で疲れた心と体を癒してくれるようである。砂浜のむき出しのどっしりとし
た岩が、今日は特に心強い。
　故郷でお盆を過ごされた方も、今日は、またいつもの多忙な日常業務に戻られている人
も多いと思う。故郷・加津佐の方言、少し耳にのこっていますか。標準語をしゃべるのが
粋ではありませんよ。たまには“カッツァ弁”でしゃべってみてくださいよ。
　方言あげてみましょうか。せんだいまんだい、うらがしんみゃ、いっぺんごろし、べん
ちくりん、ふうちぎゃ　以上５問　すべて正解の人は、相当の“カッツァンモン”ですよ。
答えは、この次にでも。
　さて、今夜は前浜海岸で花火大会が開催.されます。多くの人で賑わうことでしょう。