昨日は、地域の役仕事の交渉事もひとまず軟着陸し、家事や畑作業もぐっと進んだ。
その余勢をかって、今日も、といろいろ計画してみたけれど、強い北風が吹き、気温がぐっと下がって、どうにもこうにも寒くて、外で元気に、というわけにはいかなかった。
新型コロナが字田舎にもじわじわ忍び寄ってきている昨今、無理して風邪やインフルで体調を崩して、新型に弱みを見せられない。
実は単に疲れて息切れの休養なのだけれど。(笑)
室内でゴロゴロしながら、暖かくして、PCで映画などをみて過ごした。
タイトルの『あいときぼうのまち』は、本日のイチオシである。
Amazonプライムビデオでみたものだけれど、東日本大震災で原発事故のあった福島浜通りのみなさんの生き方をテーマにしたもので、生きるための選択は難しいということが良くわかった。
評論家的な、主観の見方、客観的な見方。
どちらも評論家さん自身の見方、感じ方である。
実際そこに生きる人は、ひとりひとりがみな、そういうひいたレベルではない必死の日々がある。
天災(福島でいえば地震、大津波)による想定外に近い物理的な人災(停電による設備のダウン)もあるけれど、大きな災害時はたいがい、派生的な災害=混乱、混沌という人災でみんなが苦しむ。
東日本大震災での原発事故は、そんなことをよく教えてくれていると思う。
で、今起こってている、新型コロナウイルス問題。
気象変動に伴う大きな自然災害同様、生活様式の変化などにともなうあたしい感染症等の問題も、自然災害同様に、感度高く災害と認識してコントロール(法の整備すべき)だと思う。
経済も水も高い方から低い方に流れるから、まだ中国発だけれど、そのうち人類の発祥の地、アフリカ発が出たら、ほんと、ひどいことのなるのかも。
この映画を最後まで関心を持ってみたのは、冒頭の福島原発爆発の画像である。
原発事故っていうけれど、広島、長崎についで、福島にも、人災によって原爆が落とされたのだと感じたからだ。
こんなちっぽけな国土の人の暮らすエリアで、三度も原爆を実際に爆発させたのは日本だけと思う。
タイトルの映画は、暇つぶしにはいい程度で進むストーリーだけれど、心の向きによっては、大人向きな、とても刺激的な作品だと思った。