まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

5段階の「警戒レベル」

2019年10月30日 | 台風15号(201909)

10月25日(金)の大雨で、車中で濁流に流され二人が死亡した長柄町の町長が、今朝のフジテレビのワイドショーのインタビューに応じ、当日の 警戒レベル発令について説明をしていた。

長柄町では、お昼ごろに警戒レベル3(高齢者や要介護者等が避難)を発令後、災害対策本部での状況分析により、「警戒レベル4」(全員避難)「警戒レベル5」(災害発生、命を守る最善の行動を指示)の発令を行わず、町内の防災無線等を通じ、外出をせず、自宅等での垂直避難で個々の被災防止を呼びかけたらしい。

インタビューのスタートは厳重な警戒レベルを周知していれば、死亡事故も起きなかったのではないか、というニュアンスでスタートしていたけれど、 長柄町役場周辺の時系列のカメラ映像や対策本部での町長の判断説明を通じ、長柄町の判断は正しかったどうかはわからないけれども、間違いではないということがよく伝わってきた。

増水の始まっている最中に避難指示を出せば、字田舎のこと、ほぼ全員が車で移動するだろう。 車列ができてしまえば、増水で行き止まった先頭車両は後退することもできない。立ち往生した先頭車両からどんどん流されていくということになる。

政府が作った5段階の警戒レベルのうち、有効なのは警戒レベル3までだろう。台風15号の強風の中で自分でも感じたけれど、暴風や洪水が始まっている最中に「全員避難指示」を出されても、賢明な判断が出来る人ならば動くことはない。動けばまちがいなく命が危険となり、命を守る最善の行動とは逆である。

被災後の復旧に、作業服・ヘルメットで先頭に立ち、外部からの疑義には自らきちんと顔出しで説明する。
今回の結果についてはきちんと受け止めてよく分析したいと語った町長は立派だった。

防災無線だけでなく、災害情報はリアルカメラなどを通じてできるだけタイムラグがない形で住民に伝える体制を作っていく。その上で警戒レベル4以上については、各自がきちんと判断をすると言う習慣づけを行なっていくしかない。

災害発生前ならば、スマホなどのネットでリアル情報を流すという活用法は有効なのではないだろうか。


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<今日は何の日>
今日は、島根県雲南市の「日本たまごかけごはん楽会」が制定した『たまごかけごはんの日』だそうです。


炊きたての白ご飯に、お醤油をぐりぐりかけて、真ん中に穴をあてけて卵を落としてかき混ぜて食べる。美味しいですね。

 

コメント
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