まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

幻想だったんだ

2019年06月12日 | 日記
2004年の「100年安心 年金改革で、わが地元の森英介先生(当時厚生労働副大臣)は、国会で「100年後でもぜったい大丈夫」と言い切った。
 
当時まだ働き盛りだった私は、よい改革をしてくれた、これからも安心して頑張って働こうと思った記憶がある。
 
ここ数日、老後資金として年金以外に2000万円は必要ですよと言う話が取り上げられ、政府のお偉いさんは、下々は煙に巻けば問題ないとこの話題の揉み気けしに動いているような感がある。
 
今朝のTBSラジオで森本さんが、当時の年金制度改革についてふれ、「当時の改定は今給付を下げれば年金制度は100年間は維持されますよ、という改定であり、給付水準を100年間維持するということとは全く違う」いうことを解説してくれていた。
 
早期退職をして無所属・無収入となるまで、私自身も今後100年は安心して年金中心に生活をしていけるのだろうという幻想をは抱いていたひとりなのだが、今回の指摘は今後の現実の在り方の議論のスタートして、しっかりオープンにすべきだと思う。
 
収入が一千万円以上あったサラリーマンが、年金収入で200万円程度の生活をする場合、生活支出の根本を見直さなければ2000万円不足どころがあっという間に破綻するんじゃないだろうか。
 
今までは定期的に入ってきていたから不足が生じなかったのだ。
そう実感する。
 
子世代と同居しているような場合は別にして、世帯で収入200万円というのは、生活するカツカツのレベルだろう。
 
少し前のJRのキャッチのように、定年後はゆったり列車や空の旅を楽しむなんてのは年1回くらいにしておいた方がいい(笑)。
 
還暦以降の時間は、質素倹約、死ぬまで働く(収入が伴わなくてもライフワークがある)生活の中に、生きる豊さ・楽しみを見出していくことが必要なのかもしれないと思う。
 
そう舵をきれれば、収入で200万円でも生きていける術はたくさんあるような気がする。
 
 
コメント
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