まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

ほのかに

2019年06月28日 | 家事・雑草との日々
庭先で感じた薫香を辿っていくとくちなしの花が咲いていた。
 

早春の沈丁花、初夏のくちなし、秋の金木犀。
三香木といわれるけれど、自然の芳香は癖がなくて本当に癒される。
 
この木は早期退職した直後に、金木犀の香りの中でくちなしの芳香を思い出し苗木を植えたものだ。
数年たち株も大きくなった。
有難いものである。
 
昭和の頃は貧乏で、薬も気軽に買えなかった。

今も家にはある富山の置き薬はあったけれど、現金収入の少ない時代で、その薬箱を開けるのはよほどの時だった。
 
死んだばあちゃんが、このくちなしの実をとって干しておいて、打ち身の時などにはくちなしの実を砕いて、メリケン粉を基材に水とお酢でといて湿布薬を作ってくれたっけ。
 
今は24時間やっているドラッグストアなんてものも字田舎の利用範囲にある。
 
金がない、貧乏だといっても、いざとなれば古い軽四の愛車で街までいって湿布薬くらいは買うことができる。
ほんといい時代になったものである。
 
この芳香、懐かしい原風景の香りがする。
 
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<今日は何の日>
1969(昭和44)年の今日、新宿駅西口地下広場で開かれていた反戦フォーク集会が暴動化。
64名が逮捕されました。
 
最近香港での学生を中核としたデモ活動が話題になりましたが、日本にもこんな純粋なエネルギーがあった時代があったんですね。
若いエネルギーのある国は伸びますね。
 
 
 
コメント (2)
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