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まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

Windows10を少し使ってみて

2015年08月16日 | 道具弄りの日々
昨日アップグレードしたWindows10を少し使ってみました。たくさんの機能、使い方があるのであたし流の使い方限定ですが、感想を書いてみます。

全体の印象。
古くからWindowsを使ってきた人には使いやすいのではないかと思います。
少し前のバージョンと違ってきているのは、裏でたくさんアプリが動き、個人情報、入力情報等がマイクロソフトに流れるという点ではないでしょうか。
もちろん、個別設定で送信をオフにできるようになっていますし、マイクロソフトもちゃんと管理します、って言ってはいますが、そう言ってても、悪用されたり、漏えいしたりするのが世の常で、自分の端末だけに向かって操作しているつもりでいると、ちょっと怖いかも、と思ったりします。

例えば、キーボードや新しい音声入力のCortanaという機能で入力した情報がマイクロソフトに送られ、タイピングや手書き入力の改善に使われるというものがあります。
悪意をもって分析すれば、プライバシーもパスワードを含めた個人情報もとれるんじゃないか、と邪推してしまいます。この他にも、連絡先、カレンダー、メッセージングなども設定項目になっています。

マイクロソフトは、OneDriveという大変便利な無料クラウドサービスをすすめていますが、ここに置いたファイルは、他のユーザーへの閲覧コントロールはできても、管理者であるマイクロソフト側の悪意には無防備ではないかと感じます。
世界中から集まる膨大なデータの中から、あたしがアマゾンで何買ってるか興味をもつ技術者はいないでしょうが、国の中枢、企業の中枢の人のプライバシーに関心をもつ人はいるかもしれません。
Windows10が普及して、初期設定のまま使われると、世界中のデータのほとんどがマイクロソフトさんに集約されてしまうんじゃないの、なんて思います。マイクロソフトの世界戦略ですね。こりゃすごいや(笑)
いつもの、あんた考えすぎ! SFの世界ですが、これはこれで、怖い話ですね。

プライバシー設定はよく読んで、無難なところで設定したほうが良いような気がします。

まだ発展途上ですが、新しくなったブラウザのEdgeは、軽くていいブラウザになりそうだと感じます。
Webノートの機能は使えそうな感じ。気になったページを後で読むのにクリップしておけるのも助かります。今までは、お気に入りに入れたり、デスクトップにショートカットを作っていました。

まだ表示が崩れたり、セキュリティソフトの一部機能が使えなかったり、問題はありますが、これは改善されていくと思います。

OneNoteやOfficeオンラインがOneDriveとセットで無料で使えるというのも便利でありがたい!
あまり込み入った作業をしないのであれば、Officeオンラインだけでも十分いけそうで、専用のOfficeソフトはいらないかもしれません。
私的な利用だけなら、オープンソースで無料のLibreOfficなどもしっかりしたアプリで、あえてMS-Officeを購入しなくてもいいと思います。

あたしゃ、友だちいないので、人の間の共有はぜんぜん使いませんが、例えば、この原稿をOneDriveに保存して、携帯用のPCで別のところで続きをつくるなんてときは、よく使わせてもらっています。

最後に、とても気に入ったのが、仮想デスクトップ。
前からある技術ですが、実際使てみると、複数の作業を一緒に行う場合などの使い勝手はとてもいい感じです。

ネットワークが進化し、自分の意図しない裏で動くアプリが多くなってきました。それにより、使い勝手の良さ、快適さが生まれている面もありますが、怖さもあります。

Windows95の時代にように、データはPCという一つの箱の中で動いている、外と通信するときは、モデムでピーピーガーガーやらないとできない。遅くて、不便でしたが、安心な時代でしたね。

ちなみに、丸裸で歩いてもだれも関心をもたないようなプライバシーですが、案外臆病者のあたしのPCのプライバシー設定は、ほとんどを『オフ』にしました。
OneDriveは便利なので、アップグレード前から利用させてもらっていましたが、ここにデータをため込む気にはなれません。
でも、今の若い人たちは、クラウドサービスが、あたしの過ぎた時間のFDと同じような感覚で、たまらなく便利なものなんでしょうね。

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