まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

リニア新幹線世界最高速記録に思う

2015年04月22日 | 日記

JR東海、山梨リニア実験線で、鉄道の有人走行最高速度となる603km/hを記録したというニュースが流れています。
12年後の2027年、営業時は最高速度500km/hでの開業を目指しているそうです。

その昔、東海道五十三次(約500Km)を半月近くをかけて徒歩で旅をしていた道程を、1時間で行ってしまうという計算です。すごいことですね。

十二分な安全検証を重ねて営業運転ということになるのでしょうが、大丈夫だろうか、という不安な気持ちにもなりました。

人生半ばの経験則ですが、世の中に絶対安全というものはないと思っています。どんなに人智をつくしても、自然の力、予期せぬ偶然性が重なった場合のハプニングの前には無力です。
絶対安全と言われた原発は、東日本大震災時の福島の例で、どうなったかはいうまでもありません。

リニア新幹線は、全席指定、16両編成で、およそ1000人を運ぶという計画もあるようです。

関係者以外はもう歴史になってしまっているのかもしれませんが、30年前の1985年(昭和60年)8月12日に起こった『日航ジャンボ機墜落事故』では、乗員524名の内、生存者は4名でした。

500km/hで走っている列車に、想定外の、不測の事が発生すれば、おそらくほぼ全員亡くなってしまうでしょう。

安全は、可能な限りの状況分析を行い、限界を知った上で、日常をつくることから生まれてくると思っています。

世界最速の技術力を更に磨くことは大切ですが、速さということに拘らず、今の新幹線と同程度の200 km/h程度でも、運用システム作りも含め、限りなく事故を発生させない鉄道を作るのが日本らしいのではないかなと思うんですが、どうなんでしょう?

日本は、福島で原発の大きな事故を起こしてしまいましたが、原子力についても、太平洋戦争時の被爆体験、その後の技術研究によって、高い技術力があることは間違いありません。おそらく、核兵器を作る技術も間違いなくあるでしょう。
それでも、持っている物を全部出すというのではなく、その力を一般化した技術として確立し、世界の安全や平和利用に使っていくのが、平和憲法を持つ日本らしくて、いいように思います。

 

 

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