50歳代に入り、ずいぶん気が長くなったように思っていたのですが、性分というのはそう簡単にはかわっていないなぁと感じた出来事が最近ありました。
寒い内から、今年はここにこんな野菜を作ろう、あそこに花を植えてみようと、たぶん上手く行かないであろう計画(=妄想)をどんどん膨らませて楽しんできました。
ここへきてぐっと暖かくなり、もう、気持ちが急いて、あっちこっちを耕し、種を買い込んで、気温の上昇を待ちきれずに種まき。
簡単なビニールトンネルを作って、温度を上げる工夫はしたのですが、発芽適温(地温)25℃以上なんていう植物一向に芽がでず、トホホです。
人でも、植物でも、伸びる環境、伸びる時期ってとても大切ですよね。あと半月待って、ゴールデンウィーク頃になれば、露地での種まきでも、地温がぐっとあがりほとんどの植物は元気に芽吹きます。
もう、いい歳になったのだから、自分の思いで突き進むのではなく、相手の都合に合わせて、種まきをする時を指折り数えて楽しく待つ、そんな時間の使い方をもっと身に付けなくてはと反省した種まきの失敗談でした。