村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第35号 村上和隆の人生塾「一言」     毎朝誕生し、毎夕死ぬという感覚で日々暮らす

2008-06-10 20:11:04 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

※お知らせ:今後4~11月は事務所が滋賀の山中になるため毎日掲載できなくなります、やや日があきますが了解下さい

35.毎朝誕生し、毎夕死ぬという感覚で日々暮らす、良いことも悪いことにも日々向き合い、日々精算・日々完結してしまうこと

人間は、0歳でおぎゃーと生まれて85歳くらいで死ぬまで、よほどの高齢になるまで、死を考えるのはタブー、死をあまり意識しないし、限られた時間のたった一回きりの貴重な自分の人生を真面目に考えようとせず老いと病気と死をいつしか迎えてしまう。
人間は一度しか生まれませんから、死ぬときになると突然に死がやってきたように思い、動揺・狼狽し、苦しむものです。
死の間際にそういう厳しい状況に追い込まれるのですが、多くの人が平静な気持ちで迷わず成仏できないのは哀しいことであり、不幸なことのように思います。そこで私は、「毎朝誕生し、毎夕死ぬ」ということを習慣として励行しています。文字通り夜寝る時にこれで自分は死ぬと考えるのです。
そして幸いにも朝目覚めれば「誕生した」と喜び感謝するのです。

この利点は
 ①いざ死ぬときに動揺が少ない
 ②毎日死ぬということで死というものを身近に認識できる
 ③毎日覚悟ができる
 ④その日に起きた嫌なことを忘れ易い、精算できる
 ⑤毎朝誕生するという喜ばしさ
 ⑥毎日、気持ちの整理ができる
 ⑦覚悟を決めゆっくり眠れる
 ⑧死をむやみに避けずに、死への向き合い方が前向きになる
 ⑨だらだら、だらしない暮らしに歯止めをかける、毎日けじめをつける
 ⑩本当に死んだ時に悔いが残らない
 ⑪人生を真剣に生きることができる
 ⑫人間の命の大切さを実感できる

さてこういうことをやるかやらないかは本人の自由ですが、これは良さそうだという方は1年くらいやってみて下さい。
昔日本では旅に出る時など「水さかずき」を酌み交わし、ひょっとしてこれで永遠の別れになるかもしれないという意識で別れの挨拶をしたそうですが、まあそれに近いことなんです。実際には死なないかもしれないが、一応死んだと仮定して、水さかずきで分かれるのと同じように一日を終えるということです。いい加減でなく真剣に毎夜「本当にこれで死ぬ」と意識するのです。また昔武士は、いざとなると「いさぎよく腹きり」するという自覚を持たされたのです。そういう武士達の心境は、日々、いつ何時でも死ぬ覚悟の意識でないとやっていけなかただろうと想像するのです。良い悪いは別にして、そういう真剣さは人生に有意義のような感じがするのです。

夜寝る時、心底から「今私の人生は終わります、ゆっくり安心して眠りにつきます」と口に出して言う、できればこの文言の前に、その日の出来事を思い出して口に出して賞賛なり反省なりを言うのが良いですね。そういう訓練の結果本当に心底安心して毎夜死ねるような心境に至っていく過程で、真の安らぎが訪れてくるのだろうと思います。

例としては、テレビ放送のように「これで本日の放送を終わります」そして翌朝「本日の放送を始めます」みたいな感じですね。朝夕きちんとけじめをつけるのです。

良いこともその日に終わるが、其の日の嫌なことも其の日で強制的に終わらせてしまうのです。
まあやってみて、この良さや効用を貴方自身で創意工夫しながら実感できるまでやってみるしかありません。

また応用として、死と同様に病もある日突然やってきますが、これも「日々病にかかり、日々快癒」というようにして、日々病にかかっている、それを直す努力をすることを強く約束して、其の日又は短期間に原因を取り除き、快癒させていくという意識的な手法も健康管理に有効だと思います。

要するにタブーとして避けるのではなく、嫌なことをむしろもっと強く意識するのです。

単なる心配性ではなく、心配を前向きに用いる・付き合う・向き合うという手法であり、「嫌なことを明るく笑い飛ばす、向き合う」ことです。マイナスをマイナスのまま悪循環させずに、むしろ積極的にプラスに転じてしまうのです。

このたび村上和隆人生塾を開校しました。
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