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「人生で重要なことはたった3つ。どれだけ愛したか。どれだけ優しかったか。どれだけ手放したか」ブッダ

「影武者徳川家康」隆慶一郎

2022-05-16 05:45:29 | 読書

ずいぶん昔に読んだのですが、今回、再読しました。

といっても、完全に熟読玩味したわけではないですが、

隆慶一郎先生の作品の素晴らしさは、じゅうぶん感じることが出来ました。

 

他にも、「吉原御免状」「一無庵風流記」「花と火の帝」(絶作)など、

先生が遺した作品はいずれも面白く、ほぼ読みこぼしはないつもりです。

伝奇小説というのでしょうか、歴史に独自の解釈を加えたり、

SFやファンタジーの要素を加えたりしたものが多いです。

 

今回ご紹介する「影武者徳川家康」は、

「徳川家康は関ヶ原の合戦で死んでおり、その後はすべて影武者が替え玉として演技した」

という、突拍子もないものです。

 

この「家康替え玉説」は、確かな根拠があるわけではない…のかな?

しかし、ここまで深く掘り下げて書かれているのは、この作品だけだと思います。

隆慶一郎先生の非凡な才能を感じさせるものです。

 

出来れば、あなたの作品をもっと読みたかったです、先生。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
秀忠 (アミ)
2022-05-16 14:58:28
はじめまして!
私も、何年か前にこの作品と出会えました。
今まで、二代将軍の秀忠の人となりに、多少の疑問があったのですが、なんとなく、すっきりしました。
フィクションかもしれないけれど、凄い、説得力ですね。
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アミさんへ♪ (トロ)
2022-05-16 16:35:55
はじめまして!
ご訪問およびコメントありがとうございます♪

秀忠に関してはけっこう疑問点がありますよね。
僕はあまり歴史には詳しくないのですが、
秀忠の人となりについてはいろいろな解釈があるようです。
この作品では、家康の影武者である二郎三郎を亡き者にしようとする敵として描かれていますね。

現実にはありえない話だ、と言えばそれまでですが、
歴史小説としても素晴らしい作品だと思います。

また、いつでもお越しくださいね。
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