トロのエンジョイ! チャレンジライフ

「失敗するのが怖ければ、たぶん失敗するだろう」誰が言ったのか不明

「人類滅亡小説」山田宗樹

2022-09-15 05:00:22 | 読書

いやいや、やっと読了しましたよ。

分厚いのと、タイトルがちょっとアレなので、尻込みしそうになりますが、

ひさしぶりに充実した読書体験でした。

 

人類滅亡とか、地球の破滅とか、あまり安易に取り上げることがはばかられるテーマですが、

この小説では、あえてそこを掘り下げているんですね。

それにしても700ページを超える大長編です。よく書いたものですね。

 

地球の大気中で繁殖する微生物のために、酸素の濃度がしだいに下がっていき、

およそ200年後には人類が死に絶える、ということがわかってしまう。

そのとき人間たちは、どうするか?

 

「シールドポリス」という巨大シェルターを築き、選ばれた人間だけをそこで生き延びさせ、未来をつなごうとする人々。

「グレートエンディング」という思想を掲げ、シールドポリスの建設を妨害し、「人類に美しく尊い最期を」と主張するテロリストたち。

 

そして、ついに「最期のとき」が訪れ…

 

山田宗樹作品については、このブログで何度か、取り上げていると思いますが、

やはり今回も期待を裏切らない(裏切る?)面白さでした。

 

読むのにちょっと時間がかかりますけどね。

 

 

 

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