誰のために？ あるいは、何のために？

いつもは浮世離れしているトロですが、今日はちょっと社会のことについて。

 

東京五輪の開催日が、近づいてきました。

６月の４日、５日と、新潟では聖火リレーをやるそうです。

果たして、こんな状態で本当に、五輪を開催できるのか？　と思いますけど、

もはや開催するか、しないかという問題ではなくなっているようです。

 

ＩＯＣは「アルマゲドンが起きない限り開催する」と言っているのですから、

おそらく開催するのでしょうね。

思えば今から９年前、東京でのオリンピックが誘致された際に、

狂喜乱舞する人々がいる一方で、

「東北の復興もまだ始まっていないというのに、オリンピックなんかで浮かれている場合か」

という、不謹慎だとする意見も多かったですよね。

東日本大震災から、わずか１年後のことでした。

 

今回に限ったことではないですが、

どうもオリンピックの裏事情みたいな、醜い部分ばっかり露呈されているような気がしてなりません。

果たして誰のため、何のためのオリンピックなのか、ということになります。

まあ、組織のトップが無責任なのは、どこでも同じような気がしますが。

 

開催しても、開催しなくても、

それで後悔するようなオリンピックには、して欲しくないです。

コロナのせいだ、というのは簡単ですが、

何より多くのアスリートたちに気の毒だと思います。

スポーツに人生を賭けている人達の顔を潰すようなことは、あってはならないと思います。