12月24日(夕食)
日本のクリスマスといえば、なぜかローストチキン。
いったいいつからこうなったのか、と調べてみたが、決め手が見つからない。
一説には、70年代に日本にやってきたケンタッキー・フライドチキンが、
「クリスマスにはフライドチキン」とやったのが始まりだというけれど、
案外これは当たっているかも知れない。
だって、それまでフライドチキンもローストチキンも、
ほとんどお店にはなかったものね。
数年前、シンガポールでクリスマスを迎えたとき、
中国系クリスチャンの友人が催したパーティに呼ばれた。
登場したのは巨大なターキー。
ターキーはパサパサしているので、私はあまり好きではないのだが、
このときのターキーはジューシーで絶品だった。
「どうやってつくったの?」と友人に聞くと、
3日間オレンジと蜂蜜(だったと思った)でマリネして、
ひたすらマッサージしたのだそう。
彼女が夜中に仕事から帰ってから、巨大なターキー相手に
マッサージをしている光景は、ちょっと不気味なものがあったけど、
食に対するその執念は、さすがチャイニーズ、と感心した。
ところで、我が家のクリスマス・ディナーは、チキンでもターキーでもない。
明日の夜には友人5人を呼んで、どでかい牛肉のビール煮をやるつもりなので、
今夜は野菜中心のベジグルメ。
「びっくり野菜パック」で到着したキャベツを消費すべく、
ロールキャベツをつくることにした。
ロールキャベツの具のベースは合挽肉。
ここに炒め玉ねぎ、薄切りしたトマトとシイタケ、すりおろしニンニクを加え、
しっかりこねたら、それを茹でて水を絞ったキャベツで包む。
キャベツ巻きを鍋に並べて入れたら、缶トマトにコンソメの素、
すりおろしニンニク、白ワイン、ベイリーフを入れ、軽く塩・コショーで味付けし、
ひたひたになるまで水を加えたら、強火でひと煮立ちさせてアクを取る。
あとはコトコト弱火で煮るだけだ。
強火で煮続けると、キャベツがほどけてしまうので、ご用心。
保温鍋を使えば、爪楊枝で止めなくてもキレイに仕上がる。
さて、キャベツが箸で切れるほど柔らかくなったら、
キャベツを取り出して、トマトソースを強火で煮詰める。
ソースが煮詰まったら、キャベツの上にかけて出来上がり。
この方法でやると具はまろやか、ソースはコクのコンビネーションが楽しめる。
2品目のベジは明日の夕食会用に、ちょっと変わったポテトサラダを考えてみた。
じゃがいもと人参をほとんど同量に使い、オリーブの実も加えてみようという魂胆。
じゃがいもと人参はチンし、炒め玉ねぎを加えたら、
ひかえめマヨネーズ、ヨーグルト、イエローマスタード、カレー粉、
レモン汁、オリゴ糖(砂糖)、オリーブオイルで味つけ。
ここに輪切りしたオリーブを混ぜ、塩・コショーして味を調整する。
器に盛ったら、飾りのオリーブを乗せると、きれいなポテサラになった。
味も「おお!」の仕上がりで、明日のポテサラはこれで決まり。
季節柄、生協の宅配カタログに安い蟹足が掲載されていた。
1袋くらいあってもいいな、と注文したので、これを使ってもう1品。
無農薬のセロリを買ってあるので、細切りしてマヨ和えしてみよう。
蟹とセロリのマヨ和えというのが、私は大好き。
しめじのチーズ焼きを、おまけにパパッとつくって、
ローストチキンはないけれど、色もカラフルでクリスマス気分。
追記
翌日25日のクリスマス・ディナー。
前菜:スモークサーモンのカッテージチーズ・ディップ
おからボール
オリーブのガーリック炒め
チーズ
主菜:牛肉のビール煮
チキンの黒胡麻グジョーネット
副菜:オリーブ入り変わりポテサラ
菜の花オリーブオイル和え入りサラダ
何か残ると思ったら、キレイさっぱり食べつくし・・・・。
ここまで食べてくれると嬉しいね。
記事がお気に召したら、下のバナーをプチっと押してくださいませ。
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます