歯痛に悩むロシアの声楽家のために、
帝国ホテルの筒井シェフが考案したというシャリアピン・ステーキ。
肉を薄く叩き伸ばして、すりおろしたタマネギに漬けて焼くので、
安い肉が柔らなくなっておいしく食べられる、という重宝なステーキだ。
そのエッセンスだけいただいたので、シャリピアン風。
叩いてスジ切りし、おろし玉ねぎに漬けておくが、
せっかくおいしい新玉ねぎの季節なので、
つけあわせに、スライスした玉ねぎとシメジをソテーする。
まずは、新玉ねぎを1個まるまる薄切りし、
オリーブオイルでじっくり炒める。
色づいてきたらしめじを加え、白ワインを加えてもうひと炒め。
味付けは、塩・コショーとシンプルに。
おろし玉ねぎに漬けておいた肉は、表面をきれいに拭き、
塩・コショーしたらニンニクをカラリと炒めたオリーブオイルで焼く。
たったそれだけ。
炒めた新玉ねぎをからめながら食べれば、
これが2枚で980円のステーキとは、誰も思わない味に。
ディルが残っているので、早く食べよう。
こちらも簡単。新じゃがをチンして、
ディルを刻んで塩味をつけたサワークリームにからめる。
新玉ねぎには、もう一度登場してもらう。
こちらは、赤ピーマン、椎茸、アスパラと一緒の焼き野菜。
オーブンに入れて、ただ焼く。
あまりにお手軽なので、ソースだけは少し凝ってみる。
フライパンに赤ワインと味噌、バルサミコ酢を加えて煮つめ、
最後にカシスリキュール(蜂蜜でも砂糖でもOK)で甘味と香りをつけた。
この赤ワイン+味噌+バルサミコ酢のソースも、
いろんなところで使えるスグレモノ。
一見豪華だけど、簡単で安価。
そんな料理が私は好き。
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