11月29日(夕食)
近所のスーパーに、格安のオージービーフのブロック(465円)があったので、
ついつい買ってしまった。
ワイン煮(つまりビーフシチューは)やったばかりだから、
今回はビール煮をしてみることに。
同じ煮込みでも、ブロックで煮込んであとでスライスすると、
安い肉だなんて思えないほど、ゴージャスな見栄えに。
今回は、そのスタイルでいってみよう。
牛肉のビール煮には、さまざまなレシピがある。
材料が牛肉と玉ねぎ、というのは基本だが、
単にビールで煮るだけ、というシンプルなのから
トマト味あり、赤ワインで肉を漬けこむのあり、野菜をゴロゴロ入れるのあり・・。
ビールも何でもいい、という人から、やっぱり牛肉は黒ビールでなくちゃ、
ギネスがいちばんだよ、というこだわり派までいろいろ。
私と食べ友のビールはエビス党。冷蔵庫に黒が残っていたので、それを使う。
ワインもそうだけど、肉はダーク(赤)、魚はピルズナーのような軽いもの(白)、
というのが、やはり合うようだ。
つくり方はいたってシンプル。
玉ねぎ1個~1個半を薄切りにし、色づくまで炒める、というのはどのレシピも同じ。
次に肉を炒めるが、このとき、ちょっと一手間加えてみた。
細切りベーコンを炒め、そのオイルで肉を焼く。
取り出したベーコンも、もちろん使用。これで味にコクが出る。
炒め玉ねぎと肉を鍋に入れたら、ビール(350~400cc)をドボドボと加え、
ブイヨンの素、ニンニク、ブーケガルニ、ベイリーフなどのハーブ、
塩、コショーを加えて、強火で煮立たせ、アクを取る。
好みだが、バルサミコ酢を小匙1杯くらい加えると、味が締まる。
あとはひたすら、弱火でコトコト煮るだけだ。
普通の鍋なら2時間、ウォーターリッド鍋なら1時間、圧力鍋なら20分くらい。
しばらくすると、おいしそうな匂いが家中に。
肉が柔らかくなったら中身をフライパンに移し、煮汁を煮詰める。
煮詰まってきたところで、もう一手間。粒マスタードを加えるとコクが増す。
煮汁が煮詰まったら肉を取り出し、煮汁に片栗粉を少し加えるとさらにとろみが。
あとは肉をスライスして煮汁をかけ、食卓に運ぶだけだ。
基本のレシピだけでもおいしいが、私は煮汁にコクをつけたいので、
ベーコンとバルサミコ酢、粒マスタードの一手間を加えた。
これで味が「ウソ!」というほどグレードアップする。
基本のレシピで物足りない方はお試しを。
ビール酵母のおかげで、肉はホロホロに柔らかくなったが、
難は安い赤味肉だったので、舌ざわりがパサッとなってしまったこと。
煮込みには、多少脂身のある肉を使うか、赤味肉の場合は1晩マリネしておくと、
肉がジューシーになりそうだ。
というわけで、次回は安い固まり肉をマリネでジューシーに、に挑戦してみよう。
こってり味の煮込みに合う野菜を、ということで、
実はアボカドとトマトを、酒粕マヨにわさびを入れたので和えてみようと思っていた。
ところが、1週間前のセールで買ったアボカドを割ってみると、中が真っ黒。
きゅうきょ、アボカドなしのトマト・サラダとなった。
しかし、酒粕とマヨネーズ、わさびのコンビネーションは抜群。
ああ、アボカドがあったら、もっとおいしかったのに・・・・。
野菜料理をもう1品。「びっくり有機野菜パック」でやってきて、
野菜庫にゴロゴロしていたサツマイモを、かぼちゃと一緒にニンニク炒め。
最初にニンニクをオリーブオイルで炒めておいて取り出して、
残ったオイルで野菜を炒め、最後に醤油を回し掛け。
黒胡椒を利かせて、カリカリになったニンニクを上に乗せれば、
ちょっとオシャレに。
お金をかけずに、その一手間をかける。
そうやって、不況の時代をおいしく健康的に乗り切ろう。
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