おひとりさまの健康な食卓

毎日の食事から考える「おひとりさまライフ」

2種のマスタードを使って:豆腐のマリネステーキ、鮭のマスタードソース、ジャーマンポテトサラダ

2010-09-20 15:59:32 | 豆腐


お豆腐のオモシロイ食べ方はないだろうか。
そういうときに役立つのが、ネットの英語検索。
いまや”tofu"は世界のベジタリアンの友なので、
おお、この手があったのか、というレシピが手に入ったりする。

今回見つけたのは、「豆腐をマリネしてから焼く」という方法。
豆腐の味噌漬けは知っていた。
だけど、これはマリネ液に豆腐を1時間ほど漬けこんで、
それをそのまま焼いてしまう。

マリネ液は、醤油、オリーブオイル、レモン汁、デジョンマスタード。
フムフム、と読んでいて気がついた。
おや? これって、レムドレ(フレンチで使うマスタードソース)じゃないの。
レムドレは醤油大匙1、デジョンマスタード大匙1、酢大匙2、
これにオイル100CCでつくるが、
油が大匙3くらいと少なめなのを除けば、分量比もほとんど同じ。

ここにオレガノ、バジルなどのドライハーブを加え、
水切りした豆腐を1時間以上漬けこんでおく。
あとはフライパンにオリーブオイルを敷いて、
両面がこんがりとなるまで焼くだけだ。

今日のメインは、この豆腐。
サイドには手っ取り早く、ワインマスタードソースで鮭を焼く。
これはあっという間にできる料理。



塩・コショーして粉をはたいた鮭をフライパンで焼いたら、
上から白ワインをドボドボと注ぎこみ、
粒マスタードを放り込んだら、フライパンをユサユサゆすってワインを飛ばし、
煮詰まってきたところで、最後にバターを少し放り込む。
これで出来上がり。

ジャガイモもいつもとちょっと変えて、ドイツ風にしてみよう。
用意するのはジャガイモ、玉ねぎ、ハム(ソーセージ・ベーコンでも)、
それから、コンソメスープの素。
ジャガイモはチンして、ハムと玉ねぎは炒めておく。
コンソメの素もお湯を加えて、ちょっとチンして溶かしておく。

これを混ぜ合わせながら、
コンソメスープと白バルサミコ酢(白ワイン酢でも)を加え、
塩・コショーで味付けをする。
マヨネーズを使わず、コンソメスープを注ぐ、というのがドイツ式。



好みでオリーブオイルを加えてもいいが、
カロリーオフを生かすなら、注ぐのはやはりコンソメスープだけにしたい。
粒マスタードも入れようかな、と思ったが、
3品全部に入れるのはくどいのでやめにした。
次回は粒マスタード入りをつくってみよう。

さて、豆腐のお味はというと、
食べ友から「またつくって」とリクエストがきた。
豆腐のマリネ、いろんなバージョンが楽しめそうだ。
ひとつ、豆腐料理の幅が広がった。
お味噌マリネなんかもおいしそう。


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豆腐と卵を使ってひとひねり:豆腐の酸辛湯、豆腐と卵の薬味ソースがけ

2010-08-22 14:07:54 | 豆腐


豆腐と卵というのは地味な存在で、ついつい使うのを忘れがち。
でも、常備しておくと、「これがあれば安心」という気になる頼もしい食材だ。

その豆腐と卵を使って、2種類の料理をつくってみた。
まずは久々のラー油たっぷりの酸辛湯。
真夏の暑い日に、ダラダラ汗を流しながら食べるとサイコーです。

用意するのは、豆腐、干し椎茸、キクラゲ、豚肉、卵、
薬膳っぽくクコの実と生姜もたっぷり使おう。
タケノコがあればいいけど、ナシでもOK。
椎茸は戻し汁がスープの決め手になるので、必ず干したものを。

スープは、お手軽に鶏ガラスープと豚骨スープの素を使う。
鍋にお湯が沸いたら、スープの素と干し椎茸の戻し汁、黒酢を加え、
味醂と醤油を隠し味にして、塩・コショーで味を軽く整える。

そこに細切りした豆腐、戻して細切りしたキクラゲと干し椎茸、
細切りして醤油と酒と片栗粉で下味をつけて軽く炒めた豚肉、
クコの実、千切りにした生姜を入れて、軽く煮たたせる。
豆腐が煮えたら、ラー油を入れて味を整え、片栗粉でスープにトロミをつける。
最後に溶いた卵を少しずつ加え、ふわふわと卵が上がってきたら出来上がり。

ご飯を友に食べてもいいし、
スープの味を少し濃くして、麺を入れれば酸辛麺になる。
スープをきちっと取らずとも、お手軽スープの素でなかなかの味になるのが、
この酸辛湯のいいところ。
材料の下準備さえできれば、あっという間にできるのも嬉しい。

さて、豆腐と卵、もう1品。
もやしとにらがあったので、豆腐チャンプルーでもしようかな、
と思ったところで、もうひとひねりしてみたくなった。
別々に炒めて、薬味ソースで食べる、ってのはどうだろう。



豆腐は水を切って、サイコロ状に小さく切り、
胡麻油を軽く敷いたフライパンでこんがり焼く。
もやしとにらと玉ねぎも、フライパンで炒めておく。
卵も別にふんわりと炒めて、野菜を下に盛り付けておく。

最後に手早く薬味ソースを。
みじん切りしたニンニクと生姜を胡麻油で炒め、
香りが出たら、醤油、酒、オイスターソース、黒酢を加え、
水分が半分くらい飛んだところで、豆腐の上にジャっとかける。
甘辛味が豆腐と卵にからんで、ご飯のおかずにもおつまみにも。

ひとひねりした、栄養たっぷりの簡単豆腐&卵料理、
夏バテ回復に、いかがでしょうか。



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市販ドレを一工夫:アボカドと豆腐のバジルドレ、野菜だらけの水餃子

2010-08-18 12:13:57 | 豆腐


暑いというのも、もう、うんざりなほど、暑い日々。
料理の意欲は衰えても、おいしいものを食べたいというときは、
市販ドレに一工夫。

手早く食べたい日のために、我が家には3本の市販ドレがある。
1本はシーザードレッシング、1本は胡麻ドレ、もう1本は青じそドレだ。
そのままかけることもあるが、たいていは一手間加えて自分味にする。

中でも重宝なのがシーザー。
ちょっと手を加えれば、野菜ばかりではなく、肉、魚にも合う。
豆腐やアボカドとのマッチングも抜群なので、
ちょうど材料があったのを幸い、バジルペーストを加えて簡単サラダに。

これは工夫するのは盛り付けだけ、という超簡単料理。
シーザドレに小匙1~2杯のバジルペーストを加えて混ぜ、
半量でアボカドを和え、残りを豆腐にかければ出来上がり。
トマトとフレッシュバジルを加え、豆腐とアボカドと一緒に口に含めば、
シーザーバジル味にトロトロ、ふわふわ、シャキッがからまって、
とても新鮮な味になる。

2品目は、水餃子をたっぷりの野菜でバクバク食べる。
タレは、胡麻ドレに自家製薬味万能ダレとポン酢、ラー油を加える。
市販の胡麻ドレはたいてい甘く、味にもパンチがないので、
薬味や香辛料でガツンと行こう、というわけ。




野菜はキャベツ、オクラ、もやし、ニラなど。
アメリカの栄養調査機関のデータによると、
栄養素の多い三大野菜は、①ほうれん草、②キャベツ、③つまみ菜だそう。
ほうれん草はビタミンKとミネラル、キャベツはビタミンKをいちばん多く含むとか。
ふむ、ニラなんていちばん多そうなのにね。
茹でるのは暑いので、野菜はそれぞれチンをする。

あとは若布を水で戻して、市販の水餃子を茹で、
最近、よく登場するローズペッパーなんかパラパラやって、
ドレッシングを添えて食卓に。

こちらも簡単。お試しください。
ビールにも、ワインにも合いますよ。



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夏野菜いっぱい:茄子とピーマンの薬味マリネがけ豆腐ステーキ、きゅうりとトマトと炒め卵の塩ダレ和え

2010-08-11 18:06:53 | 豆腐


いつもの料理も、少し発想を変えてみると「おっ!」という味に。

茄子といえば、私は醤油味の揚げ茄子マリネが大好き。
だけど、先日の豚肉野菜炒めで、大量の刻みニンニクと生姜と野菜・肉を炒め、
そこに醤油、オイスターソース、酒をからめたら、とてもおいしかったので、
これを茄子マリネに応用してみよう。

材料は色取りと栄養バランスを考えて、茄子のほかに赤と緑のピーマンも。
おや? このマリネ、豆腐と組み合わせたら、なかなかイケる料理になりそう。
冷たいのをサクサク角切りしてもいいが、
豆腐をステーキにすれば、もっと楽しく食べられそうだ。

料理は3段階でやることにする。
①マリネ液をつくる。1片分の刻みニンニクと生姜を胡麻油で炒め、
そこに醤油、オイスターソース、酒、酢を加えて、もうひと炒め。
小さなボールに移して、つゆの素、酢、レモン汁、ラー油を加え、味を整える。
野菜がちゃんと漬かるよう、つゆの素と酢で液の分量を調整してね。

②野菜を炒める。まずは茄子を揚げ、その残りの油でピーマンを炒める。
茄子は小さく切ると、少ない油で揚げられる。
野菜は炒めた端からマリネ液に、ドブンドブンと漬けておく。

③豆腐を焼く。豆腐の水気をペーパータオルでちょっと取り、
そのまま胡麻油を敷いたフライパンに入れてフタをする。
両面がこんがり焼けたら、マリネと一緒に盛り付けて、
大葉や茗荷などの薬味を乗せて、テーブルへ。

熱くも冷たくもない、という食べごろの温度の料理は、お腹にもやさしそう。
薬味と辛みバッチリでマリネした野菜と、
焼いた豆腐がからんで、なんともおいしい味になった。



もう1品は、きゅうりとトマト、それと炒め卵を、
ネギ塩ダレで和えてみよう。
塩ダレの材料は、刻んだネギと胡麻油、レモン汁、すり胡麻と塩。
塩してトスしたきゅうりとトマトに、炒め卵を混ぜ、
この塩ダレでパパパっと和えるだけ、という超簡単料理。

ごはんのおかずと思ったが、
やっぱりビールの友の、つまみになってしまった・・・・・。


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和洋同居はおうち料理の特権:豆腐ステーキ、鶏肉とブロッコリーのカレークリームチーズソース

2009-10-31 17:42:05 | 豆腐
10月30日(夕食)

ウムム、こういうやり方があったのか、という調理法に出会うことがある。
これまで豆腐ステーキはいろいろつくってきたが、
火が通りにくいので、豆腐をいくつかに切っていた。
でも、フタをして焼けば、半丁でも一丁でも丸々きれいに焼ける。
粉をふるところまでは私もやっていたが、フタをするということを
どうして思いつかなかったのだろう?

もうひとつは、バター使いのおもしろさ。
気をつけないと、すぐに太る体質なので、これまでバターは極力避けてきた。
醤油バターのおいしさは知っていたが、
じっと我慢の子で、自分では調理することをしなかった。

でも、ニンニク醤油バターで豆腐ステーキというレシピが、
あまりにも簡単そうでおいしそうだったので、ついついトライ。
このレシピを見たのは小林ケンタロウさんの料理本。
お母さんの小林カツヨさんの豆腐ステーキは、生姜醤油だとのこと。
こちらもいずれ、トライしてみよう。

豆腐は水切りして、小麦粉をはたく。
フライパンにバターを入れて、溶けたら豆腐を入れる。
フタをして中火で焼く。バターが黒くなってきたら裏返して、もうひと焼き。

両面がパリッと色づいたら、豆腐を取り出してお皿に盛る。
そのままのフライパンに、すりおろしたニンニクと醤油を入れて熱し、
豆腐にかけて、胡椒をふる。この胡椒がまた効いている。
たったそれだけなのに、この豆腐ステーキ、どうしてこんなにおいしいんだろう。

しかも、胡麻油醤油にして、かりかりニンニクと青ネギをたっぷりかけたり、
生姜醤油にしておかかを乗せたりと、バージョンアップもいろいろできそうだ。
いいベーシックレシピを教えてもらった。

豆腐が和洋の組み合わせなら、もう1品は汎ユーラシアンで。
昨夜、メカジキを食べたとき、カレー味のクリームチーズソースもいいな、と思った。
そこで、鶏のササミを使って、カレークリームチーズソースをつくることに。
バターとクリームチーズでは、カロリーが心配になったが、
なあに、ローカロリーの豆腐とササミを使っているから大丈夫と、苦しい言い訳。
でも、そうやってバランスを取れば、バターだってクリームチーズだって楽しめる。

ササミは1本を3~4片に斜め切り。鶏肉は味が淡泊なので、
たいてい私は白ワインとニンニク、塩・コショーで下味をつける。

キューブ上のクリームチーズを2個、20秒ほどチンして柔らかくし、
牛乳を加えてのばしながら、カレー粉と塩で味を調整しておく。
うまく混ざらないときは、10秒ほどチンするとスムーズに。
ソースは、ヨーグルトくらいの柔らかさにすると使いやすい。

フライパンにオリーブオイルを敷いて、ササミを焼く。
色がきれいについたら、あらかじめ茹でたブロッコリーを加え、
ソースをかけ回して、ひと炒めする。

つけあわせにしたのは、オリーブオイルをかけてオーブンで焼いたきのこ。
フライパンで炒めるのもいいが、きのこをオーブン焼きすると、とてもいい香りが出る。
これは、耐熱皿にきのこを乗せてオリーブオイルをかけ混ぜし、
塩も少しふって、オーブンに15分ほど放りこんでおくだけの料理。
焼いているときからおいしそうな香りがして、食欲を誘ってくれるので、
我が家の定番つけあわせのひとつとなっている。

和洋チャンプルーが自在にできるから、おうち料理は楽しい。