おひとりさまの健康な食卓

毎日の食事から考える「おひとりさまライフ」

「もったいない」を「おいしい」に: もち豚のぶどうジャム入りソース、帆立とナスの和風ペペロンチーノ

2009-08-16 14:02:43 | 帆立
8月15日(夕食)

実家に戻り、85歳の母の冷蔵庫を覗くたびに「似てるなあ」と苦笑する。
残りものやストック食材などで、びっちりなのだ。
冷凍庫に至っては、生協の冷凍品の取り寄せに加え、
野菜まで自分で冷凍するものだから、もうギシギシ。
冷蔵庫が我が家に登場して以来、いつもそんな状態だった。
刷り込みというのはオソロシイもので、いつしか私の冷蔵庫も・・・。

しかし、母の冷蔵庫は反面教師でもある。
びっちりの原因は、「もったいない」「入れ忘れ」「ストック容器の不揃い」。
ときおり見かねて片づけると、賞味期限が3年も前に切れているものや、
文字通り、こやしになってしまったものが、少なからず見つかる。

しかも、色の変わった10年前のプラ容器や、変わった形の景品プラ容器、
ラップをかけた器など、サイズのちがう保存容器を詰め込み、
保存したものが減っても、大きな容器をそのまま使っているので、
無駄なスペースがいっぱいだ。

私が保存容器のサイズを統一し、
残りものの量によって容器のサイズを変えることにしたのは、
この母の冷蔵庫の”おかげ”といってもいい。
もしかしたら、冷蔵庫を開けてから今夜のメニューを決める、
というのも、母ゆずりかも。

というわけで、今夜も冷蔵庫の中を覗いて、さて、何をつくろうか。
冷凍のホタテが3つ、残っていた。
これを解凍してソテーして、焼きナスを下に敷き、
ピリ辛和風ダシをかけたら、ボリュームも出そう。
題して『ホタテと焼きナスの和風ぺペロンチーノ』。

もう1品は、ああ、生姜焼き用のもち豚も4枚あった。
オモシロイ食べ方はないものかと、ちょっと考えていたら、
数日前につくったぶどうジャムが目についた。
これをソースにして、カボチャのニンニク炒めをつけ合わせてみよう。

ホタテのほうは、まずはグリルでナスを焼く。
その間に、フライパンにオリーブオイルを入れて、ニンニクと鷹の爪を炒め、
それを取り出したら、次にホタテを焼く。焼き色がついたら取り出しておく。

そのフライパンに調味料(ダシ汁+醤油+味醂=ツユの素+水でもOK)と、
ぽん酢を入れ、泡立つまで熱して、焼きナスを下に盛ったホタテの上にかける。
ニンニクと鷹の爪を上に飾って、出来上がり。

もう1品。玉ねぎをすりおろして、もち豚と混ぜ、塩・コショー。
ソース用に、ぶどうジャム+バルサミコ酢+赤ワイン+醤油を混ぜておく。
ニンニクを炒めて、チンしたカボチャを焼き、
フライパンの空いたところで豚肉も広げて焼く。
カボチャを取り出して、ブロッコリーなど緑色野菜と一緒に皿に並べ、
フライパンに残した豚肉に調味料をかけて、ひと炒め。
あとはソースと一緒に、器に盛り付ければ、こちらも出来上がり。

こう書くと大変みたいだが、実は材料を焼いて(炒めて)、
ソース(調味料)をかけるだけの簡単料理だ

酸味と甘みのあるぶどうジャム入りソースは、豚肉とのマッチが抜群だった。
あまりものや残りものを利用した季節のフルーツ・ジャム。
つくって冷凍しておくと重宝だ。
「もったいない」と「おいしい」が結びついた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿