My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Farewell from Mannum!

2007-01-30 01:40:59 | カントリーサイド~Mannumにて
先週水曜日は、夫のMannumでの一年にわたるGP研修の最終日だった。病院の敷地内にある借りていたうちの大掃除もあるし、Farewell Partyが夜に若ボスの家であるというので私も息子とParty用の料理をいくつか車に積んでお昼頃Mannumに到着。夫の診察室に顔を出したら、タイミングの良いことにこの日のお昼は病院スタッフが皆で1皿ずつ持ち寄って夫のためにお別れランチ・パーティーをしてくれるとか言う。おお!ツイテいる…。早速チビ達と夫と一緒にパーティーへ。テーブルを見ると何と、半分はデザートの群れ。あと半分はほとんどがいろんな種類のキッシュ(タルト生地っぽいものに卵をベースに肉や野菜を入れた焼き料理)。きっと、「パーティーには何を持っていく?料理ダブったりしないようにしたいし?」とか相談しないで、適当に持って行きたい物を持ってきたのだろう。かなりアバウトなこちらの人たちにありがちだ。でも、キッシュとデザートの食べ較べみたいで面白かった。デザートで私が一番気に入ったのは、フィンガー・スポンジ・ビスケットとラズベリーとブルーベリーにヨーグルトとクリームを混ぜて凍らしたデザート。受付のおねーさんの手作りで、作り方を教えてもらったので今度試してみよう。そして、病院のスタッフ達と話してあっという間に時間が過ぎていく。

午後は、家を引き払うために息子達と一緒に洗濯・掃除をして、昼寝をし、荷物を全部車に詰め込んで、随分世話になった借家にサヨナラをして、くるまで2分くらいの夫の若ボスの家へ。

このGPクリニックは2人のGPが共同で経営をしていて、後のGP達は雇われGP。この2人の経営者の1人がかなり年配の大ボス。彼はWorkaholicの気があり、いつも忙しそうにしていて病院に入り浸っている。患者さん達にとても信頼されている経験のあるGP。もう1人は若ボスで、30代後半の超フレンドリーな人懐っこいウルトラ社交的なイタリア系のオージー。こっちはかなりマイペースで、患者さんの世話はとても良く見るが朝必ずと言って良いほど30分はたっぷり遅刻し、その上に、各患者さんへの診察があまりにも丁寧なため自然と患者さんの待ち時間が長くなるそうだ。

まあ、今回招かれたのは若ボスのお家。とっても社交的な夫婦で、しょっちゅう家に誰かしら招いてパーティーをしている。奥さんはメンタルヘルス・ナース。敬虔なクリスチャンで、子供は4人。とても良い子達だ。ひょっとしたらまた増えるかもしれない…。このうちには何回も来たことがあるが、相変わらずデカイおうち。部屋がやたら多い上に、庭がちょっとした公園のようになって、ブランコ・シーソー・トランポリン・バスケットゴール・サッカーゴール・アウトドアダイニングテープル・BBQセット・子供用の小屋・その他色々がある。いや、そこいらの公園より遊び用具が充実しているかも…。一角には若ボスの家庭菜園があって、新鮮なピチピチした巨大茄子(こっちのナスはでかいでかい!)を2つお土産に頂いた。私はいつも通りに家のチビ共も含めて子供達数人とサッカーとテニスをしかなりヘビーな食前の運動を、夫はいつも通りにすました顔をして家の中で若ボスと他のドクターと談笑をしていた。庭からは荒地が果てしなく広がり、地平線と沈みかけた太陽しか見あたらない。この豪邸とこの景色ってどーよ!?ちょっと微妙だ…。

このうちの奥さんはベジタリアンなので、肉・魚介類は一切食べないので料理ももちろんベジタリアン用。でも、料理がクリエイティブでとてもとても上手なのでベジタリアンではない私達が物足りないと感じたことは一度もない。今回は、前菜にイチジク2つに切り、Verjuiceで軽くフライパンで熱して、ルーコラとくるみ、マスカルポーネチーズを添えたもの。メインは、ベジタリアン・リゾットと炒めアスパラガス、そして肉食主義の私達にはサーモンの香味焼きが薄くスライスしたチーズと一緒に盛り付けされていた。味はそこいらのレストランよりおいしい。盛り付けもとてもプロフェッショナルで、見た目も美味しい。食べるのがもったいないくらいだ。あぁ、写真を撮っておけばよかった。我が家からはココナッツクリームベースのベジタリアン・インドカレーとGhee・マスタードシード・カルダモン・ガラムマサラ・カシューナッツ・にんにく・しょうがなどが入っているインディアン炊き込みご飯。あと、子供達のためにチャイナタウンから仕入れた春巻きを揚げたもの。カレーには家からコリアンダーを持ってくるのを忘れたため、若ボスの菜園からミントの葉を貰ってみじん切りにしてパラパラっとまぶす。これも好評だった。デザートは、チョコレートフルーツケーキに数種類のベリーが添えて去るものに、好みでヨーグルトか生クリームをかけて食べて、若ボスがパーコレーターで淹れてくれた美味しい珈琲で締めくくる。こんな美味しい料理を食べながら、お酒が一滴も入ってなくてもいろんな話題で盛り上がる。昨年放映された映画「SAYURI」についてとか、結婚してからの旦那の教育の重要性とか(←私が話題の提供元)、姑との付き合いの難しさとか、他のドクターのアフリカ医療体験談とか…。あと、ここではちょっと書けない微妙な話題とか…。あっという間に夜はふけて、早寝早起きの次男の「お家に帰ろう」コールが始まったのを機会に別れを惜しみつつおいとまをする。毎回行くたびに遊んで仲良くなった子供達と今度は私達のうちにも繰るように約束を交わし、Adelaideの我が家に疲れきった身体で11時半帰宅。子供達はもちろん車の中で発車と同時に爆睡していた。Mannum滞在の最高の締めくくりの日となった。こんな素敵な人たちに出会えたことにとても感謝している。

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病院のスタッフ皆からもらったプレゼント(餞別?)。Mannum CliffsというMannum周辺で採れたブドウから作ったHewards EstateのShirazのワイン、ヴィクトリア州産のアーモンドチョコレート、そしてチェコ産のワイングラス。とてもオーストラリアで一般的に送られるプレゼント。クリスマスのプレゼントもこんな感じの時が多い。その場合は時々ワインのかわりにシャンパンとか。チョコレートはとても美味しかった。ワインは、Shirazによくあるスパイシーさがありつつ、プラムの味がしてちょっとフルーティーだという面白いワイン。あまりヘビーには感じなかった。Mannumの日中と夜の気温の差の大きさが、この面白いワインの特徴を形作っているとか何とか。質的にはちょっと上等なテーブルワインという感じかな。



若ボスのうちの長男君のペットのDragonのSpike君。身体全体に小さなとげがあるからSpike(=針とか、尖った物)なんだとか。一年前に初めて見たときは片手にのるほどの大きさだったのが、今では両手で持ってもどっしりとした質量を感じるまでに成長。とても大人しく、いつも静かにじっとしている。私も抱かせてもらったが、しばらく大人しく肩の上に乗っかっていた。かなりカワイイ…。家の長男も私もかなり気に入っていて、お宅に訪問するたびにしばらく一緒になって眺めてしまう。餌は5日ごとにコオロギを数匹食べる。もちろん餌は新鮮なものしか食べない。



さらば、Mannum!でもきっとまたここで知り合ったフレンドリーな楽しい人たちに会いに来るだろう…。

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