今日、JAFAの主催の浴衣の着付け教室に綾子舞のメンバーと一緒に行ってきた。会場はこどもの日のJapan Festivalの会場でもあった、Cityから近いある小学校。先生は、某有名着物学院の講師をしていらっしゃった先生で、現在は日系会社の駐在員のだんなさんとオーストラリア住まい。とても分りやすく丁寧に教えていただいた。浴衣をマスターしたあとは着物の着付けも是非是非教えていただきたい。
着付けの基本は浴衣から、と言うことで、浴衣の着付けを3時間びっしりとした。最初浴衣の着付け、と聞いたときには、高校のときに裁縫の時間に浴衣を縫ったし、そのときに習った着付けで以来何度も浴衣を着てきたので、なんで浴衣もどきで3時間もかかるのだろう、と疑問に思っていた…。が!しかし!!それは所詮ど素人の考え。
着物のたたみ方、各部位の名称から入り、お帯と浴衣以外に必要な、補正用具と下着やその他の着付け用具の説明もとても詳しくされる。浴衣も着物も自己流で何回か着たことがあるし、上手くいかないところが山とあるので、説明されたことがすんなりと頭に入ってくるし、質問もしやすかったのでとても実りの多いレッスンだった。とりあえず、とても細かい説明をされたので、順番通りに覚えられない。が、一応要点だけメモっておこう。
・浴衣帯には2.5-4.0mの長さがある。長ければ長いほど、色んなおしゃれな結び方が出来る。(これを知らずに気に入った沖縄の離島の何とか織りという織りの帯を買ったが、細身の私でも蝶結びをすると長さがぎりぎり。)
・着付けは下から上に順番に着ていく。こけし体型を目指して補正をバッチしてから着付けに入ること!バスタオルをぐるっと巻くくらい。
・裾はくるぶしが丁度隠れるくらい。
・下前の脇線は右の足袋の中心に向かうような角度で。腰から下は下すぼまり。
・腰に紐を巻いたら、身八つ口から両手を突っ込んで、後ろと前とをびしびしと整える。これを外側からやっていたからいつもおはしょりがもたついていたと判明。
・後ろから背中心を持って襟をぬく。こぶし一個分くらい入るように。この時、襟が立ってしまわないように。のどのくぼみが隠れるように両胸を覆うくらいに袷を調え、そして紐で胸の下でとめる。
・身八つ口をきれいにたたんで下に引っ張り整える。そして背中も下に引っ張って整える。
・伊達絞めをかける。なお、すべて下につける紐は二回かけてから締める。そして浴び板を付けで出来上がり。
・帯は結構簡単。でも、帯の結び目が落ちてきてしまわないように帯を引っ張ってその上の乗っけるようにする。習った結び方は、蝶結び・文庫結び・貝の字結び(だっけ?)・角出し。他にも色々アレンジが楽しめる。
なんでも浴衣は大正時代くらいから一般化され、その昔には身分の高い人が蒸風呂に入るときに着た物だとか。それもおつきの人がお風呂の途中に汗をかくたびに何回も着替えをしてくれたとか…。着物はその芸術性・歴史ともに日本の誇れる文化。そして奥がとても深い…。