My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

メール・ナースと働く

2008-03-09 23:18:18 | 看護に関するあれこれ
久々のブログ。ここ10日間ほど、たちの悪い風邪を引いて、かなり体調を崩した。ようやく最近、やっと人間らしい感覚が戻ってきたと思ったらなんと、外は連日、35-39度の猛暑。この天気は先週から始まって今週一杯続くらしい。だんだん秋らしくなってきたと思いきや…。SA州は夏にはこのくらい暑くなることは珍しくは無いが、こんなに長く続くのはとても稀。家では毎日麦茶を作って子供達にガンガン飲ませている。

先週は勤務を病欠したため、2週間ぶりの久々の仕事。循環器内科の病棟に久しぶりに行った。この病棟はよいナースがそろっていてかなり働きやすい。今日は、8人の患者を男性看護師(RN)1人、男性準看護師(EN)1人と私のチームで看た。こちらでは男性看護師をメール・ナースと言う。私が日本にいてナースとして働いていたときは(14年前?)400床ほどの病院でほんの2人の男性看護師しか見なかった。こちらでは、女性のナースが大半といっても、メール・ナースの割合がかなり多い。毎回、メールナースとお働くたびに思うことがある。人にもよるけど、とても一緒に働きやすい。理由は:

・余計なことはあまりしゃべらないで、仕事をさくさくこなしていく。こういうことを英語で“Down to business"と表現する。女性は基本的に余計な世間話とか噂話が多い。たとえ忙しくても!!

・かなり性格的に厄介な患者がいても感情的になっていらいらしたり怒ったりせず、わりと冷静に対処する。こっちの女性は割りと感情を表に出す。患者と言い合いをしている女性のナースを結構見かける。かなり厄介な患者と私なりに普通に対応していても、「まあ!あなたってとても忍耐強いのね!」と変に感心される。

・病院だけではなくどこにでもよく見かける、厄介なパワ・ーゲームがない。例えば、自分の知識や経験年数を誇示して自分を他より上のポジションに置こうとすること。

・体格的に、私にとってオージーの患者さんをケアするのは負担なときがある。こういうときにメール・ナースはとても心強い。

女性でもこういうタイプのナースはとても働きやすい。

今日は、RNと一緒に予薬と抗生剤の点滴として、その間にENがさっさとものすごいスピードで患者さんにシャワーを浴びさせたり清拭をしたりする。そして予薬が終わったら、ペアを組んで2人介助要の患者さんのケアをさくさくする。ああ、一緒に組む人によって忙しい朝もこうも違う。そして、全身浮腫の血管がほとんど見当たらない患者さんの採血を、いつものように私がやる羽目になる。おどろいている相棒に「さっき、予薬で時間かかった分、これでチャラにしてね。」と冗談を投げる。さっさと勤務が終わったら、ピンであがって、外に出たら眩暈のするような熱気…。でも気持ちのとてもよい勤務だった。