My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Fringe Festivalへ行こう!!

2008-03-23 01:22:48 | 日常あれこれ


アデレードでは毎年2月下旬から3月中旬までフェスティバルシーズン。ついこの間までWomadelaide、Festival Of Art、International Baskers Festival、Fringe Festivalと一挙に開催されて、静かなAdelaideもどっからこんなに人が来たのだろう、と思えるほどCityは賑わう。先週土曜日、一年おきに開かれるAdelaideでは最大級のFestival、Fringe Festivalに行って来た。これもいつものHIROMIさん、MKさんとのトリオ。コメディ、演劇、コンサート、ダンス、キャバレーショーと、もー数え切れないほどのショーが、アデレードのシアター、ホール、公園に張られたテント、果ては、バーやレストランの中でテーブルを取っ払って即席舞台にして行われる。忙しい中、遊んでばかりもいられないので歌・音楽・コメディーをすべて楽しめてしまうという、キャバレー・ショー(日本ではキャバレーと言う言葉はちょっと怪しげな響きがあるが…)に行くことに決めた。そして、オーストラリアのものではなく海外からのもののほうが、めったにお目にかかるチャンスは無いだろうと言うことで、カナダでの公演でかなり評判のよかったドイツからのコンビ、Die Roten Pankte: Super Musikante(英語ではDie Rotten Pank:Super Musitian)という、名前からしておかしなグループのショーに行って来た。

舞台は公演の仮設テントの中の舞台でまたこれがえらく小さい。それでも80人以上は入ったんじゃないかな?入り口はとても小さく、入ると木造の床がミシミシとなんともノスタルジックな音を立てる。そしてごつごつとした木のベンチに腰掛けると…もやのかかったくらい照明の中から徐々に迫力のあるドラムの音とともに2人現れる。おお、なんともカッコイー登場の仕方ではないか!と思いきや、なんじゃこりゃー!?現れたのは男か女か分らないでも女性らしきかなりふくよかな迫力のあるドラマー、そしてマッシュルームカットにかなりにおかしな化粧をした変な内股でっさそうと演奏しているギタリスト…。すごく奇妙なコンビ。

でも最初っから最後まで観客をがっちりとひきつけてはなさない魅力と才能のある2人だった。もー私なんか最初から最後までお腹がよじれるほど隣に座っているMKさんと笑いっぱなし。HIROMIさんを見ると、こういうショーを見たことのない(クラシックとが好きで、ピアノを弾くのが大好きな人)らしくボーゼンとしている。どういう反応をしたらいいのか分らないらしい。

二人は姉弟で、二人の小さいときの思い出とか、色んな日常のネタをコメディにしている。2人とも歌って踊れていくつかの楽器も演奏できて、弟のほうは作曲の才能もあるらしく、とてもぐっとくるようなバラードを披露したりもした。そしてさらに驚いたのが…ある酔っ払っている女性の観客が、場所や周りの雰囲気も考えずになんと失礼なことに「Piss Off!! 」と何度もしつこく彼らに向かって絶叫したときの、彼らのその対応ときたらプロそのもの。面白おかしくサラッと流して、それまでもネタにショーの間中面白おかしく使っている。挙句の果てにはおねーさんのほうは最後のほうでばっちりとその客にやり返したりもしていた。アッパレ!!また再来年もAdelaideに来て欲しい。

ショーは一時間ちょっと位だったかな?これでなんとチケット代は26ドル。かなりかなり安い。暑いAdelaideの夜を、ジェラッティをなめつつ、幻想的なFestivalのイルミネーションや回転木馬、路上パフォーマンス、フェスティバルの雰囲気を満喫している人たちを眺める。Adelaideにこの時期にいる人にには絶対にお勧めしたい。