And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

部屋に置かれた灯籠の山

2015-01-27 22:00:23 | 日記
クラシックは近年コンプリート大流行。というかまとめないと売れないのか。レコードのときはとても手が出なかったドラティのハイドン、ホグウッドのモーツァルト交響曲全集はCDになっても高かったが、それでもレコードの時と比べたら買いやすくなった。と思っていたら個人のコンプリートがどんどん出だした。やはり驚いたのがカラヤン。EMIのコンプリート、ジャケットも味気なく詰め込んだ感じだが一応聴ける。デッカのコンプリート、これは枚数少ないから。でグラムフォンのコンプリート、50年代以前はマニアの領域だが、60,70,80と10年づつコンプリートで紙ジャケット、ほぼレコードのままの順序。しかも親切なことに自分の興味ないオペラを抜いてくれている。カラヤン別に昔から嫌いでなく、かといってファンでもないがお得な値段でバラだと絶対買わないだろうというのも含まれているわけだから買ってしまう。グールドもバラでみんな買ったのだけど、コンプリート紙ジャケットというだけで買っておくか。ホロヴィッツは何枚かダブるくらいで、しかも輸入盤は安くてレコードのままCD化なので買う。ハイフェッツはレコード1枚も持ってなかったが、何枚かのセットを買ってよかったので買ってみたが聴かない。何枚かのセットで十分だった。EMIのコルトー40枚とかフランソワ36枚なんてお得なので買うが、EMIはレコード無視の詰め込みなので味気ない。EMIはロストロポーヴィッチ、オイストラフ、リパティ、リヒテル。こんなに買ってはたしてお得だったのか?アルゲリッチのグラムフォン、ブーレーズのコロンビアコンプリート。もちろん他にもコンプリート出てるが、自分の興味の範囲で買ったのはこれくらい。文学の個人全集は読まないけれどCDは結構アトランダムに取り出して聴くものだ。自慢じゃないがノーマン・メイラー、ヴァレリー、エリオット、プルースト、西脇順三郎の全集ほぼ読んでいないというか開いていない。サルトルは全部買わなかったが半分は読んでるか、カフカ、魯迅は小説は読んだ。シェイクスピアは全部読んだ。映画も小津、黒澤、溝口もLDで観てるからDVDで揃えたが改めて観ようと思わない。木下恵介は何本しか観てないのに、つまらないのに当たるともういいとそのまま観てない。アメリカテレビドラマは買うと全部観るが例外が「宇宙家族ロビンソン」。昔面白かったはずなのにとても全部観れない。くだらなくて。昔も今もコンプリートとか全集という言葉に弱いのでたまる一方。そうジャズもだ。マイルスは紙ジャケットで全部持っているのにボックス出たら買ったり。マイルスもカラヤンと同じで嫌いじゃないけど好きといったことはない。モザイクレーベルはコンプリート組むので、好きなミュージシャンだと買ってしまう。エリントンだけで4セットあるかな。西脇順三郎、北園克衛、チャールズ・オルソンの全詩集を眺めると、詩ってパラパラめくるものじゃないかとインテリアにしかならない分厚い本のことを思う。そのインテリアが重くてじゃまで。カラヤンもそろそろ邪魔になってきたのだけど。


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